> しかし今回のケースは、理論的にも実際問題としても、批難が起きて然るべきではないでしょうか。
元エントリはあくまで批判において守られるべき手順や態度について書いたもので、今回のケースの結論が正しいか正しくないかについては論じてません。
"状況を十分理解したうえでポスターの使用をやめるべきと判断したのなら良いのですが" と書いた通り批判の手順が正しいうえで「やめるべき」という批判が出るのは構いません。
「批判の結論がおかしい」ではなく「批判の手続きが正しくないのでは?」というのが争点です。
> 「理解のある地元民かイベント参加者以外がほとんど目にすることがないのであれば、問題はない」とおっしゃいますが、
分かりにくくてすいません。今回のケースが問題ないと言いたかったわけではありません。一つの例えとして書きました。
個々の事例の状況によって判断はかわるよね、たとえばもし「理解のある地元民かイベント参加者以外がほとんど目にすることがないのであれば」問題ないんでは?ということが言いたかったのです。
今回のケースについては細かい状況を理解してるわけではないので、個人的に良し悪しの判断をするつもりはありません。
> 行政の事業であるにもかかわらず、「理解のある地元民かイベント参加者」という限定的な対象が、そもそも不適切です。
行政(今回は行政でなく観光協会ですが)の行う多数の施策のなかには限定的な対象向けのものはいくらでもあります(というかそれができないとまともな行政出来ないのでは)。
今回のケースで争点になってるのはイベント自体が特定対象向けかどうかでなく、特定対象以外の人に対してポスターがどのぐらい影響があるかという話ではなかったでしょうか。
そして「理屈としていえば不特定多数が見るポスターはまずい」ですが「実際としてはポスターの使用状況から考えるにほぼ問題ない人しか見ない」可能性もあるよ、だからちゃんと情報を集めてから批判しよう、ということを書いたわけです。
> 行政の広告であるからには、不特定多数に伝わることを前提として、内容の是非を検討すべきでした。
問題の解決法として「不特定多数が見ても大丈夫なようにする」だけでなく「問題とならない人だけが見るようにする(いわゆるゾーニング)」という解決策もあるわけです。
批判側の一部はポスターの取りやめという方法にこだわりすぎではないでしょうか。
またゾーニングについても、蓋然性について考えず「ぜったい一般人の目に触れないようにしなければいけない」という0か1な思考をする人がいます。
絶対などというと、赤信号は渡れないという話になってしまいます。
実際の状況を見て「絵柄は好ましくないが運用的に問題はほとんど起きないだろう」となるならそれで十分なはずです。
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引用のやり方、どうもです
のうりんポスター問題で批判側の態度が少し気になりました。抽象性の高い理屈と、個々の事例の話を分けて考えてない人が多いのではないでしょうか。 たとえば信号無視は良くない行...
理論的に正しくても、実際問題としては間違った理屈というのは、たしかにあると思います。 しかし今回のケースは、理論的にも実際問題としても、批難が起きて然るべきではないでし...
増田で引用ってどうやるんだっけ? > しかし今回のケースは、理論的にも実際問題としても、批難が起きて然るべきではないでしょうか。 元エントリはあくまで批判において守られる...
半角で >>引用文<< と書けば 引用文 となります
あれってイベント自体中止になったの?
些細でも役所に後退させたことで批判的ネット言論の勝利と見るか 零細の田舎自治体相手に批判的ネット言論が火付けを仕掛けてもその程度のボヤにしかできなかったと見るか