2012-07-30

鋭くて雑な否定を無視出来ない日本人体質

特にツイッターは気軽さと字数制限のせいでどうしてもこういった「鋭くて、雑な」否定が多くなる傾向がある。もちろんブログとかでも言葉足らずとか、読み手の気持ちを考えないせいでそうなってしまものもある。

そういったものは基本的に無視をするのが一般的であると思うが、日本人特に「鋭い」ものには敏感だ。皆が認識すべきいわゆる「常識」とあまりにかけ離れた意見などには、必ずその常識を盾に刃向かいたくなる人が出てくる。出た杭を打つ精神だ。

冷静になって考えてみると、大抵の場合は「言い方」が問題なだけだったりするのだが、もっと根本的だったり本質的な部分の議論を始めようとしてしまう。「常識を知らないこいつに教えてやらないと!」と上から目線になる。相手が常識を持っているとは考えない。尊敬のかけらもない。同じ人間なのに。

さらにそこに輪をかけているのはソーシャルネットワークだ。数人しか前を通らない道端で、非常識な事を叫んでるヤツはみんな無視が出来る。それがネットだと、「こいつをここで無視すると間違った考えが広がってしまう!ここは私が食い止める!先に行け!」状態になる。ヒーロー症候群に似ているかもしれない。もしかすると常識であるという承認欲求もあるのかもしれない。

こういった事象は全く悪いものではない。悪くないのだが。熱くなりすぎるとイタくなる。

通例、議論に置いて、先制攻撃(この場合は攻撃する意図すらないのだが)というのは、後続のものよりも論理性に欠けていてもよい。逆に言えば、後続側で攻撃しかえすには、史実性や理論がしっかりしている必要がある。準備が必要だ。熱くなってはダメだ。ここで失敗する人を良く見る。残念だ。

いいだろうヒーロー、ここは任せた、俺は全力で逃げるから死守してくれ。命をここで捧げて俺を守ってくれ。

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「鋭い」=「鋭利言葉」って意味だった。「クソ」とか「死ね」とかそういうの。

  • すまんが、その話のどこに鋭さがあるのかさっぱり理解できなかった。雑であることは認める。「女ってクソだよな」は、雑成分100%。 言いたいことの後半は少しわかる。議論の問題設...

  • 追記乙。 そういう意味なら「鋭くて雑」っていうんじゃなくて、「攻撃的で雑」とかって言い直したほうが意味が通ると思うよ。 書きなおして再投稿だ!

  • 「鋭い」っていうのはふつう「核心を突いた」とか「本質的な」とかそういう意味だよ。

  • 同じくらいの歴史を誇る落語とか歌舞伎とかに比べて、 文楽に努力する余地がないとはいえないんじゃないのかね。

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