2011-07-29

[][]二つのゲーム会社

改変元:タクティクスオウガ「二人のランスロット」より

SONY(暗黒騎士ランスロット)「ふむ…売れているのが不思議なほどだな…。下がれ!」

外の声(また情報が流……社員は……復旧を急げ……)

SONY「聞こえるか?任天堂よ。」

任天堂聖騎士ランスロット)「…貴公らが敗れるのも時間の問題だな。」

SONY「わがソニーにとって個人情報流出など些細な問題にすぎん。それを知らぬわけではあるまい?」

任天堂「……」

外の声(ダメだ、個人ブログ……援護を要請するんだ…我々だけでは……抑え……きない)

任天堂「…日増しに高まるお客様の不満を抑えきれないようだな…?」

SONY「所詮ソニーネットワークはWifiと違いセキュリティが劣っていたからな。少々荷が重すぎたということだ。」

任天堂ハードの力で人を縛り付ける、そうしたソニーのやり方に問題がある―――そうは思わないのか?」

SONY「縛り付けた覚えなどないな。彼らは力で支配されることを望んだのだ。」

任天堂「望んだだと?」

SONY「世の中を見渡してみろ。どれだけの人間自分だけの判断でゲームを購入するというのだ?自らの財布を開き、リスクを背負い、そして自分の手でゲームを進めていく。そんなヤツがどれだけこの世の中にいるというのだ?」

任天堂「……。」

SONY「貴公らの革命を思い出してみよ。貴公らが汗を流し、命を懸けて開発したハード遊んだ民はどうだ?自分の身を安全な場所に置きながら勝手なことばかり言っていたのではないのか?」

任天堂「彼らは手持ちのハードを維持するだけで精一杯だったのだ…。」

SONY「いや、違う。被害者でいる方が楽なのだ。弱者から不平を言うのではない。不満をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置く。彼らは望んで”弱者”になるのだよ。」

任天堂「ばかな!人には自分ゲームハードを決定する権利がある。自由があるのだ!!」

SONY「わからぬか!本当の自由とは誰かに与えてもらうものではない。自分で勝ち取るものだ。しかし、民は自分以外の誰かにそれを求める。自分では何もしないくせに権利だけは主張する。新ハードの登場を今か、今かと待っているくせに、自分がその新ハードを買おうとはしない。」

任天堂「人はそこまで怠惰動物じゃない。ただ、我々ほど強くないだけだ。」

SONY「任天堂よ、貴公は純粋すぎる。民に自分の夢を求めてはならない。支配者は与えるだけでよい。」

任天堂「何を与えるというのだ?」

SONY「ゲームハードに支配されるという特権をだ!」

任天堂「ばかなことを!」

SONY「人は生まれながらにして深い業を背負った生き物だ。幸せという快楽のために他人を平気で犠牲にする…。より楽しいゲームを望み、そのためなら他のゲームをないがしろにすることだっていとわない。しかし、そうした者でも罪悪感を感じることはできる。彼らは思う…、これは自分のせいじゃない。世の中のせいだ、と。ならば、我々が乱れた世を正そうではないか。秩序ある世界にしてやろう。快楽を貪ることしかできぬ愚民にはふさわしい役目を与えてやろう。すべては我々が管理するのだ!」

任天堂「意にそぐわぬ者を虐げることが管理なのか!」

SONY「虐げているのではない。我々は病に冒されたこの世界からその病因を取り除こうとしているにすぎん。他組織に影響を及ぼす前に悪質な腫瘍は排除せねばならんのだ!」

任天堂「身体に自浄作用が備わっているように心にもそれを正そうという働きはある!」

SONY「それを待つというのか!?フフフ…、貴公は人という動物を信用しすぎている。民はより力のある方へ、より安全な方へ身を寄せる。そのためなら愛するゲームを裏切ることもできる―――はちま!」

任天堂「はちま…!何故、きみがここに……?」

SONY「紹介しよう、任天堂殿。彼女こそがイードの忘れ形見にしてゲハブログの正当の後継者、はちま寄稿だ!!」

任天堂「!!」

SONY「貴公の指摘したとおり、ソニーネットワークはもうおしまいだ。しかし、彼女が我が手の中にある限りゲハの民はソニーの下僕となろう。」

任天堂「はちま…、きみは…、いったい?」

はちま(カチュア)「私はアイマスを愛していたわ。たった1つのゲームもの、当然よね。でも、アイマス2は私のゲームじゃなかった。そして、私を見捨てた。手に入らないのなら、いっそ―――。」

任天堂「はちま!!」

SONY「私の売上を奪った会社と別れるのは惜しいが、これ以上、負けハードを痛めつけるつもりはないのでね。失礼させてもらうよ。」

任天堂「ま、待て!!」

SONY「さらばだ、任天堂よ。」

参考割れ厨jinと割れ厨はちまとアタシ的とガジェット通信ファミリー総合スレ まとめ

おまけ(カノープス台詞より)

戦争正義も悪もない。皆が犯罪者ともいえるし、犠牲者ともいえる。ある意味では、勝者が正義であり、敗者が悪ともいえよう。それが世の中ってもんだ。」

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