2008年01月20日の日記

2008-01-20

ばあちゃんがしんだ・・・

1月9日休み

母ちゃんからメールが来る。

「ばあちゃんが なくなった」

79歳・・・。突然だった。ほんとに突然だった。

つい一週間前の正月にひ孫連れて会いに行った時は、普通に元気にしてた。

それまでも1??2ヶ月に1回は会ってたんだけど、その時はなぜだかいつもよりたくさん会話した。

「13日は孫(オレから見たら従妹)の結婚式があるね。

久しぶりの孫の結婚やけん、楽しみやろ???

寒かけん、風邪ひかんよーに気をつけんばよ??。」

そんな事を言って、その時は帰った。

・・・まさか、それが最後になるとは思ってもなかった。

2年半前には、じちゃんが亡くなった。

じいちゃんは長い間病気で、いつ死んでもおかしくない状態だったから、それなりの覚悟はできていた。

じいちゃんが居なくなったら、ばあちゃんも弱ってもしかしたら・・・。

っていう周りの心配をよそに、ちょっとボケが進んだくらいで、元気だった。

補助なしの二輪自転車に乗って買い物に行くし、広い家で一人、ご飯作ってお風呂入って、生活してた。

老人ホームや周りの人間からの世話を嫌がっていたので、1日に1回くらいで誰かが様子を見たりしていた。

オレが親にも会わせた事のない彼女を連れて行った時、

オレの元嫁と間違えないように一生懸命名前を覚えようとしてくれていた。

たまにボケてて、完全に間違えてる時もあったけど、ばあちゃんの優しさに応えるため、

ばあちゃんの笑顔を曇らせないため、オレ達は気付かない振りしてた。

じいちゃんが亡くなった時、一番残念だったのは、ひ孫に一人も会わせられなかった事だった。

あと4ヶ月待てば、オレの次に結婚した従妹が初めてのひ孫を産んだのに・・・。

でも、ばあちゃんには一人だけだけど、ひ孫に合わせることができた。

「会いたい、会いたい。」って言うからヒマさえあれば連れて行って一緒に遊んでもらってた。

ひ孫もすぐになついて「ひーばーたん、ひーばーたん。」と言ってた。

ばあちゃんの喜ぶ顔を見て、周りも安心していた。

「まだまだ、いっぱい遊んでやらんばね!」

そんな矢先の突然の不幸。。。

死因は「急性心臓死」。

少しだけ心臓が弱かったばあちゃんは、9日の朝6時頃、一人でご飯を食べている時に倒れた。

最初に発見されたのは、10時過ぎに長男が様子を見に行った時・・・。倒れてから4時間も経っていた。

その時には既に息はなく、救急車が来ても応急処置をすることなく「死亡」の通告。

一人だった事から、事件の可能性もあるとして、警察官やら検察官やらが来て、調査する。

その間、1時間以上ばあちゃんはその場に倒れたまま。

結局事件性はなく、急性心臓死と診断される。

その日の夜。

仕事を終えたオレはばあちゃん家に向かった。

家族や親戚はもう帰った後らしく、オレの親だけが残っていた。

「みんな驚いていたよ。」

そりゃあそうだろう。オレも驚いている。

というか、未だに信じられない。実感がない。

布団の上にいつものように横になっているばあちゃんの顔には白い布が被せられている。

けど、それを見ても実感できない。

ゆっくり布をめくってみる・・・。

既に死化粧された顔は、白く綺麗だった。

手で頬に触れてみると冷たい。雪のようだ。

けど、それでもまだ実感できない。

ただ寝ているようにしか見えないくて、涙もでてこない。

本来ならその日にお通夜、翌日に告別式となるのだけど、

10日が友引だという事で、10日がお通夜、11日が告別式になった。

翌日10日。

どうしても仕事を休めなかったオレはいつも通りに出社。

なんとか定時に終わらせてお通夜に向かう。

通夜とか葬式をする時には、遺族の悲しみも薄れて単なる行事ごとの一つになったりするもので、

今回も例外ではなかった。

遺族や参列者の中で、心から悔やんでくれているのは何人いるだろうか?

遺族への挨拶や、お焼香も、礼儀・作法を守る事が第一のように見えてきてバカらしくなってくる。

親族だけ残ってのお通夜

そこではあたかも宴会でも開かれているような雰囲気。

「お??い、ともくん。ビールとおつまみ買って来て。」

・・・・・。

あなた達にとってお通夜って何ですか?

あなた達に、そこに居るばあちゃんの姿は映ってますか?

いつも通りの風景に、いつも通りに納得のいかないままオレはばあちゃんに線香をあげる。

ひとしきり喋って飲んで食べた人たちが、家に帰ったりその場で眠ったりし始めた。

オレは一人、ばあちゃんの前で線香をあげながら明日孫代表で読む事になった弔辞を考える。

・・・なんでかな?

哀しいはずなのにまだ一回も泣いてない。

オレもやる事が多くて、単なる行事ごとになってしまったのかな。。。

翌日11日。

親族写真を撮って、昼から告別式

今日淡々と「行事」は進められていく。

弔辞の打ち合わせ。

葬儀場の人

「もし弔辞をお考えになられていないのであれば、

こちらで用意したものを少しアレンジしてお読みいただく事も可能ですが?」

オレ

「・・・・・(なんだよ、それ)・・・・・。

いえ、自分で考えたものを読みます。」

この人達にとって葬式は「仕事」の一つなんだろうな。

でもこの人達がいなけりゃ、葬式をあげる事もできない。

釈然としないまま、オレは弔辞を読む。

ばあちゃんとの想い出、ばあちゃんへの感謝の気持ち、お別れの言葉を読み上げていく。

・・・すると親族や参列者から泣き声が聞こえてきた。

オレの弔辞で泣いてるのか、葬式の雰囲気に泣いてるのか分からないけど、それでもオレは泣かなかった。

後から言われたんだけど、

「ともくん、弔辞良かったよ。感動した。」

・・・なんだそれ。

あなた達を感動させる為に読んだんじゃないよ。。。

なんだろう。オレの方がおかしいのかな?

たぶんオレだけ泣いてないし、周りの人間のやる事なす事がいちいち気になるし。

もしかしたら、オレだけがひねくれてるのかな。。。?

告別式も終わりに近づく。

親族・参列者が棺桶に花やら想い出の品やらを入れていく。

オレは、一通ばあちゃん宛に書いた手紙を入れた。

昨日の夜、弔辞と一緒に徹夜して書いた手紙

ばあちゃんに言いたい事、聞きたい事、誤りたい事、お礼を言いたい事。

弔辞とは違って本当に言いたかった事、便箋3枚に書いた。

内容は誰も知らないオレとばあちゃんだけの秘密

後でじいちゃんと一緒に読んでね。

告別式が終わり、火葬場へ向かう。

いよいよばあちゃんの姿を見るのもこれが最後になる。

2年半前、じいちゃんが火葬される直前、ばあちゃんがひと言だけつぶやいた言葉をオレは聞いた。

「今までありがとうね。」

2人で50年以上付き添って、最後の言葉がこれだった。

オレはその時、じいちゃんの死より、その言葉感動して泣いたのを覚えている。

今度はオレから言うよ。

「ばあちゃん、今までありがとうね。」

単なるいち孫が言うのはじいちゃんに申し訳ないけど、オレからの最後の言葉はやっぱりこれにするよ。

火葬されてしまうまで1時間半。

みんなはまた思うように過ごす。

テレビを見たり、ケータイいじったり、おやつ食べたり、タバコ吸ったり、昼寝したり。

オレは少し焦げ臭い火葬場を離れて少し歩いた。

山の中腹から見下ろす風景は、ばあちゃんが79年間ずっと住み続けた土地。

田舎ではあるけど、だいぶ変わったんだろうな。

ふと、ばあちゃん家の隣に住んでた時の、藁葺き屋根の家を思い出した。

オレが小学校の頃に取り壊したけど、ばあちゃんとの想い出が一番つまってるのはあの家だったなぁ。

薄暗い土間の奥にあるお風呂

怖がって一人で行けなかったオレを連れて行ってくれた。

縁側と庭でいろいろ遊びを教えてくれた。

あやとりお手玉におはじきにゴム飛び。

ばあちゃん、オレは男の子だよ!

そういや悪ふざけでばあちゃんを川に突き落とした事もあったなぁ。。。

親に怒られてるオレに、ばあちゃんは笑いかけてくれた。

オレがどこからか盗んできた梅の実を漬けて、梅干しとか梅酒を作っていっぱいくれたね。

梅の美味しさを知らなかったオレは、梅が嫌いになって今でもあんまり食べられません。

そうそう、オレはばあちゃん家の中庭が大好きだった。

鯉が泳いでいて、アメンボとかカエルとかいたからしょちゅう見に行ってた。

あんなに広く感じたばあちゃん家。

でかくなったオレは今では背中曲げないと歩けない。

走り回ってた廊下も数歩で歩けるようになってるよ。

・・・あぁ。やっと少しずつ実感が沸いてきた。

ばあちゃん、いなくなったんだなぁ。。。

ばあちゃんが死んで2日以上たって、初めて涙が出た。

もう、あの優しい笑顔に会う事はできないだね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

火葬場の人から呼び出しがかかる。

そろそろばあちゃんの骨を拾ってあげる時間だ。

(・・・よし!)

オレは泣くのを止めて、火葬場に戻る。

ばあちゃんには最後まで涙を見せないでお別れしよう。

人が焼ける独特の匂いの中で骨を拾ってあげる。

昔はオレを軽々おんぶしてくれたばあちゃんが、今はこんなに小さな骨になっている。

普通は骨壷に全部入りきれないものなんだけど、ばあちゃんは全部入れてあげる事ができた。

お寺への納骨まで終わって、やっと全ての「行事」が終了。

みんなはそれぞれの家へ帰っていく。

オレはいつまでも暗い気持ちでいたくなかったので、友だちと遊びに行った。

そして翌日12日は仕事に行った。

オレはこの時くらいから、ある事に少しずつ気付き始めていた。

さらに翌日13日は従妹の結婚式

先月には従妹のお婆さん(オレからは遠縁になる)が亡くなり、4日前にはばあちゃんが亡くなり、

結婚式を挙げるかどうか悩んでいたみたいだけど、両ばあちゃんに見せてあげたいから、と決行。

家族愛に溢れた良い結婚式だった。

両ばあちゃんも喜んでくれただろうね。

翌日14日はみんなの都合に合わせた結果、初七日をするようにした。

もうみんなほとんど悲しみは癒えたみたいで、昨日の結婚式の話しとか明るい話題も増えていた。

明日からはみんな通常通りの生活。オレも仕事

ばあちゃんに線香をあげて、家に帰ろうとしたその時。

ばあちゃんの遺品を整理してたら出てきたと言われて一つの封筒を受け取った。

どうやらオレに関係があるものらしい。

その場で見る勇気がなかったので、家に帰って開けてみる事にした。

封筒から出てきたのは1枚の写真

オレと元嫁が結婚した時の親族集合写真だった。

ただ・・・元嫁の親族側ははさみで切り取られていた・・・。

オレが離婚した時、親の次に気をかけてくれたのがばあちゃんだった。

どんな風になっても(離婚しても)、ともくんの幸せが一番大切よ。」

と言ってくれた。

その時も泣いたけど、思い出して今日もまた泣いた。

いっぱい心配してくれたんだなぁ。と思うと同時にいっぱい心配かけさせたんだなぁ。と悔やんだ。

ふと、写真の裏を見たら、ばあちゃんが書いたと思われる文字がいくつかあった。

「××ちゃん」

と書かれたとこには取り消し線が引いてあり、その下に

「○○ちゃん」

と10回書かれていた。

そう。

元嫁の名前を消して、何回か連れて行った彼女の名前を書いて覚えようとしてくれていたのだ。

それを知ったオレは涙が溢れ出た。

最後までばあちゃんの優しさに触れる事ができた。

そして、ばあちゃんが死んで5日。

受け入れる事を止めていた自分にはっきり気付いた。

「行事」や「他人」のせいにして、受け入れないようにしていた。

そして仕事したり友達と会ったりして、できるだけ一人になる時間を作らないようにしていた。

一人になると当然ばあちゃんの事を考えてしまうから、受け入れてしまうのが怖かった。

でも、もう、受け入れよう。

ばあちゃんはいないのだ。いなくなったのだ。

そう思ったら、今まで我慢していたのか、ずっと、ずっと、泣いていた。

淡々と書いた弔辞も手紙も、今思い出したら涙なしには書けない。

ばあちゃん、ありがとう、ごめん、ありがとう

そして、さようならだね。

出来ることならもう1回ちゃんと結婚して、

ひ孫を見せたかったなぁ。

http://anond.hatelabo.jp/20080120224159

その「お約束」、普通mixiとか井戸端会議ならスルーされるかもしれんけどさ。気持ちは分からなくもない。

タイトルと最後の一文さえ無ければ、普通に共感/同情できる文章のように読み返せるのだけど、「アホな若者をけなして」「安易に日本未来を嘆く」ってのが自分的にはダブルパンチだったんだと思います。変に噛み付いて申し訳なし。

http://anond.hatelabo.jp/20080120224448

増田は「左翼レッテル張りが得意」と書いただけで、別のグループがそれをしないなどとはどこにも書いてない。

あたかも左翼だけがそんな事をするんだ、と左翼攻撃者は間違った事を書く人種なんだと、あなたはイメージ操作をしている。

http://anond.hatelabo.jp/20080120222445

こいつがトラックバックという機能を知ってるかどうか知りたい。

でもってテロリストがいざ行動を起こす際に何も用意していないのかどうか知りたい。

普通テロリストテロを起こす場合、銃刀法違反に該当するモノを持ってるだろう。

銃刀法違反逮捕すればいい。

デュープロセスなんて言葉を持ち出したはいいが、アカテロリストならちゃんと法に則って逮捕される。

もうちょっと考えて発言しろバーカ。

http://anond.hatelabo.jp/20080120220827

具体的に引用元の発言の悪い部分を指摘せず(出来ずが正解)、悪い印象を与えるだけの発言。

左翼特有のイメージ戦略というやつですね。レッテル張りというやつ。

わかりやすい。

ありがとう

http://anond.hatelabo.jp/20080120222304

まあ何でもいいんだけど、一般化してるかどうかはどうでもよくて(私にはどうみても『安易な一般化』という感じなのだけど)、もっと簡単に言うと

単にアホな若者をたまたま一人見たという話だけから

日本未来は暗いですね。

こう結論づけるのはちょっと誰も納得しねーんじゃねーのということ。

もっと言わせてもらえば、その安易な論調が、一部の増田民にはかなーり疑問だったということ。

http://anond.hatelabo.jp/20080120214638

ANNJFN系列の深夜番組に疲れたときに聞くラジオ深夜便静寂っぷりは快感すら覚える。

歳取った証拠かねえ?

職質

デュープロセスって言葉を知っているのか気になる。

アカテロリストでも何もしていない段階では誰もどうにも出来ない。

令状無しに拘束も出来ない。

それともそうしたいのかな?「アカテロリストは令状無しでも見つけ次第拘束!」てか。

http://anond.hatelabo.jp/20080120212248

「現代人全員が低下している」って一般化ではなくて、「最近良く見るし、低下した人増えたんじゃない?」って話しなのでは?

http://anond.hatelabo.jp/20080106235050

http://anond.hatelabo.jp/20080106235050

経済学者でも何でもないし、SFCで政策メディア専攻というあやふやな博士しか取れなかっただけ。

ただの、能力不足。

http://anond.hatelabo.jp/20080120215431

近くに騒音源があれば撮影不可能になるんじゃないかな。

ギター路上演奏をしてみたり、

でっかい貯金箱持って「エイズによって父親を亡くし、

自らも心臓に障害を抱えるウガンダ女の子

ナニャンゲ・レジーナちゃんの心臓手術にご協力ください!」

とか大声でボランティア活動をするとか。

詰襟着て右翼のふりをしてマイク片手に

政権批判をおっぱじめるのもいいかもしれない。

http://anond.hatelabo.jp/20080120190630

>警察社会にとって必要不可欠な機能だということに異論はないが、

異論は無いがも何も引用増田は別にそんな事は言ってないよ

>だからといってノーチェックでいいという話にはならないだろう。

うん、アカテロリストはバシバ逮捕して欲しい

>問題なのは、「後ろめたいことが無いなら問題無いじゃないか」という主張をする人間想像力の無さだ。住基ネットとか、プライバシー関連でもまったく同じスタイルの主張をよく見かけたものだ。

これはこれで、平和ボケってヤツだなぁ。

職質しちゃ駄目でテロリスト逮捕する方法、テロを事前に阻止する方法は?

テロなんて無いというならそれこそ想像力が無い。

http://anond.hatelabo.jp/20080120215431

警察を呼べばよかったのに。

使用許可を取ってなかったら違法。使用許可を取ってるんだったら……とりあえず東京都交通局あたりに報告しといたら?

http://anond.hatelabo.jp/20080120214623

「この手の人は」って書いとけば逃げ道になると思ってる?w

http://anond.hatelabo.jp/20080120214359

そんなことないよ。

相手にもよるけど自分にもよる。

言ったもん勝ち。

http://anond.hatelabo.jp/20080120211720

俺も別増田だけど、あれで「一般化してない」ってのは無いだろ

別に「一般化しまーす」って言わなきゃ一般化してることにはならんわけじゃないぜ

少なくともああいった風に書けばお前にその気はなくても一般化してるように伝わる事は分かるべきだろいくつか知らんけど中学生ではあるまい?

動画共有サイトってさぁ

mixiと違って、お気に入りから外すと見なくなるもんだぜ

すでに1ヶ月近く見ていない

でも面白いのあったら教えて?YouTubeでもニコニコ動画でも

http://anond.hatelabo.jp/20080120210921

本もオススメだけど、ラジオもなかなか面白いよ

anond:20080120144603

俺は今三年であと43単位残ってる。

ゼミ入ってないから卒論はないが、

全くやる気がない。

明日からテストだが何にも勉強してない。

もう中退でもいいかとか考えてる。

>どうしてみんながんばれんのか

なんて言っているが

下には下がいるから安心しとけb

告白してしまうと

だめだった場合、もう友達には戻れないのだろうか

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