はてなキーワード: みかけとは
かさぬすまれたー。あああ。おめでとう!おめでとう!知らない君!でもね、よくかんがえてほしい。雨にぬれるという行為。シャワーをあびるのと、本質的に同じなのではないかい?あれだろ、今流行の朝シャンならぬ雨シャン。確かに雨にぬれたら全体的にちょっとびしょびしょだ。髪もぬれぬれだ。もしかしたら、服もスケスケで、あれらしき突起物を確認できるかもしれない、それもふたつ。自動販売機に千円札いれても、ぬれぬれのせいで、いつまでたっても、ジュースを購入できないかもしれない。でもね、だからって、そんな全身びしょびしょでぬれぬれでジュースを買えないからといって、人は君をけむたがったりするだろうか。もしかしたら、誰かが「しょうがないなー、はい着替え、Lサイズだけどな!あ!あと俺の飲みかけのホットコーヒーあげるよ」みたいな進展があるかもしれないというのに("のみかけ"きんもーっ☆とかそいう反応はなし)。そもそも、人間なんて所詮動物なんだから、服があろうとなかろうとどうでもいいじゃないの。雨にびしょぬれで、ぬれぬれの方が本来の人間の姿なんじゃない?ほら、、さ、雨も滴るいい○なんて言葉もあるくらいだしさ。
え?なに、じゃあ傘ぬすまれたあんたは寧ろ喜ぶべきじゃないかって?あのさあ、俺はブサイクマンなの。ブサイクレンジャーに入門中だから、チン○丸出しとかすると逮捕されちゃって、世界の住民をよりブサイクにできなくなっちゃうから無理なの。
みなさまのお陰でめでたく初のホッテントリ入りしました
1日だけだけどね。でもずっとデータは残るわけだから
http://anond.hatelabo.jp/20070602023144
もうね、その日は一日中リロードしたね。しまくったね。田代だよね。
あの日はてなが繋がりにくかったのは俺のせいかもしんないね。ちがうね。
結局36人がブクマしてくれたよ。ありがたや。
だって切込さんに勝ったもんねーでへへへ
でもそんな事はどうでも良いんだよ
ちょっとマズイことが起こったんだ
まずはこちらのTBを見てほしい
【流れ】
俺が“劇場でみかけたサブカルおしゃれ女子と知り合いになれる場所が欲しいぜ”
という事を、とつとつと書きなぐっていた時のひとこと。
なんでその場で声掛けないの?
うおいちょっと待て。あほか。それが出来ねえから書いたんじゃねいか。
その場で声かける勇気なんて持ち合わせてまへん。
ネクラなめんなぼけー
だいたい見ず知らずの女性に声かけるなんてどんだけハレンチなんだ君たちは
汚れとる!乱れとる!
って一蹴してたワケ当初は。
がしかしそこに女子からのこんなトドメ
自分、女子ひとりで、サブカル映画みてたり、小劇団見にいったり、美術展いったりしてるんだけど…。
しばしば、声かけられるし、情報交換もするし、そこから友達も出来る。
えええーーーアンタ、劇場から友達出来ちゃう系?
なんじゃそりゃ。うらやましすぎる
しかもしばしば?usually?
えーでもそうなん?一般的な老若男女ってフツーにナンパしたりされたりなの?
いきなり見ず知らずの男子から声かけられたら女子はひくんじゃないの?
ずいぶんカルチャーショックなんですけど
そもそも女子ってどのくらいの頻度でナンパされてんだろう
そこんとこ聞いてみたい
まあ人にもよるのかな
受付「琴浦町役場です。」
受付「では担当に変わります。」
観光「お電話変わりました。」
暇人「地元紙を見たが、あれでは誰も納得しない。なぜあのような内容なのか。」
観光「…。」
暇人「なぜ団体の言うことばかり聞いているのか。何かあるのではないのか。
間違いは間違いとして対応すればいいのではないか。何を考えているのかと思う。
これは日本国政府公式見解と違っているが、なぜこのようにしなければならないのか。」
観光「…。」
暇人「お宅が認めてしまえば、全国各地で同じ事が起こるが、それでもよいのか。
そもそも世界で二ヶ国しか言われていない俗称。IHOで政府ががんばっているのに何を考えているのか。
相手の言うことばかりを聞くのは友好でなく奴隷だと思う。」
観光「…。」
当然国税、県税は使用しないでもらいたい。町幹部・議会幹部が負担するべきだと思う。
このような石碑なぞ、無くしてしまってもよいのではないのか。
前町長の個人的な趣味で作成したものであれば、撤去すべき。
前町長の遺産で余計な仕事をさせられているのは理解するが、きちんと対応してもらいたい。」
観光「(苦笑)。」
暇人「このまま報道のとおりであるならば、遺憾ながら貴町には、
行かない、食べない、泊まらないということを周囲に伝えざるを得ない。
日本国民の一人として、周囲に事実を伝えていきたいと思っている。」
観光「意見は伝えます。」
暇人「また、特定の団体には即座の対応だが、我々には何も無いということか。」
観光「そのようなことはありません。」
観光「対応は課長しかできない。今課長はいない。我々は聞くだけになる。」
暇人「では完全無視ということか。団体には甘すぎるが、そういうことなのか。」
観光「そのようなことはない。対応できれば対応させてもらう。」
暇人「今回の意見について、同じ内容のFAXなど大量にきているのだろう。」
観光「はい。」
暇人「同内容のFAX等は特定の勢力がよく使うもので、大変に思う。」
観光「はい。」
暇人「この案では誰も納得できないと思う、よく考えてもらいたい。」
男性。本当に聞いているだけでした。
声を上げつづけなければなりません。
琴浦町役場→琴
琴;はい琴浦町役場です
オレ;風の丘・日韓友好資料館の記念碑について質問と抗議の電話をしました。
琴;商工観光課と代わります
琴;・・・・はい・・・商工観光課です。(四十代男性 恐ろしく暗い)
オレ;もしもし!私、日本国民ですが。風の丘・日韓友好資料館の記念碑について
質問と意見があるのですがよろしいでしょうか?
琴;・・・・・はい (五秒間無言の後に 凄い小さい声で返事)
オレ;新聞などの記事によると「東海の文字を削除したら大韓民団から苦情が来て謝罪しに行った?」
という記事を見たのですが。これは一体どういうことでしょうか?
琴;・・・・・・・・・(無言)
オレ;もしもし?一体何が合ったと言うのですか?
琴;・・・・・・(4秒後に)えっと、共同して作った施設なのに勝手に削除したと言う事についてです。
オレ;あのね・・・!まず。そもそも、オタクらは何の権限があって”東海”と言う文字を入れたのですか?
日本政府の許可でも取ったのですか?外務省のホームページを見てみなさいよ!
「東海表記は認めないと言うのが日本政府としの一貫した立場だ!」と書いてあるでしょう?
琴;・・・・・はい(三秒後に返事)
オレ;しかし、そんな所に東海表記をすると韓国人達は、国際舞台で
「日本の公共施設にも”東海”と表記されている」と既成事実として世界で主張するのですよ!
琴;・・・・・・・はい
オレ;どうしてくれるのですか?
琴;・・・はあ
オレ;しかも、それを削除したまでは良かったけど、韓国人らから苦情が来て突っぱねる甲斐性が無いなら、
警察に相談するとか、裁判すればよいものを 愚かにも のこのこ謝罪しに行った!
琴;・・・・はい
オレ;しかも、「抗議をすれば日本は謝罪するんだ!」と言う既成事実をまた一つ作ったのですよ。
彼らは、その事実もまた世界で公表するのですよ。
「日本で東海表示を勝手に削除した奴がいたので抗議をしたら日本は謝罪して元に戻すことになった!」と
オレ;「日本海・東海呼称問題」は あなた方だけの問題では無いのですよ!公共施設だけに彼らは
どうしてくれるのです?!
オレ;ここまで全国的に社会問題になってしまったら、我々日本人は絶対に東海表示は認められませんからね!
琴;・・・・・・・はぁ・・・・・
オレ;もしもし!
琴;・・・はい
オレ;ここは日本なのですよ?!大丈夫ですか?
琴;・・・・・モゾモゾ
オレ;あなたお名前は?
琴;・・・・・・・モソモソ
オレ;もしもし?私はOOと申します。あなたお名前言いなさいよ?!
琴;・・・・・・ooデス (蚊の鳴き声のような小さい声)
オレ;役職は?
琴;・・・・oo
オレ;OOさんね。今日の私の意見をしっかりと町長に伝えてもらえますか?
琴;町長と言うか。上に伝えます。
オレ;そこら辺も不誠実にならないようにして頂きたいのですよ。
韓国人の抗議は聞くけど日本人の抗議は聞かない?と言う事では困るのですよ!
オレ;東海表示を戻す事は絶対に認めませんからね!
琴;・・・
オレ;日本人の抗議を無視してね韓国人の抗議を優先するなら、あなた方、
琴;・・・・はぁ・・・・
今の事も必ず伝えてくださいね!
琴;・・・・・はぁ
「ニコニコ動画には面白いMADがたくさんある、クリエイターが集まる場所になっている」と誰かが言っていたが、海外では既にYouTubeがそういう場所なんだよな。
日本におけるYouTubeのイメージは「テレビ番組・アニメが違法アップロードされている場所」というものかもしれないが。
1. 既製の動画を垂れ流し
という流れがあるんだとしたら、YouTubeは既に3まで進んでいる。
ニコニコ動画は3まで進みかけたのに、再び2、あるいは1に逆戻りしているように見える。(http://anond.hatelabo.jp/20070507100537のあたりの話)
3の方向へ誘導するにはどうすればいいんだろう。
法律を整備すればいいんだろうか。
顔や実名を簡単に隠せるようになればいいんだろうか。
そんなときには大塚図ですよ!
大塚図は、恋愛感情を「愛情」「友情」「欲情」の三つの感情に分けてみようという試みです。これらの組み合わせで恋愛感情を以下のような7つの状態に分けています。恋愛で不安を感じたときは、大塚図を思い出してみてはいかがでしょうか。
大塚図について他の方が言及している場面あまりみかけないのですが、これってあんまり有用じゃないのかな? 非常に役立つと思うんだけどなー。
http://anond.hatelabo.jp/20070424034110
なんか、昔しどっかで同じような事をいっている人をみかけた気がするけどw
あとは具現化と継続だよな。
具現化までだったら手伝ってやるぞぃ。
笑い死ぬぐらいな感じでたたみかけるんだ。少ないチャンスはものにしろ。
大学で結構な恋愛をしたけれど、別れて、自我までぶっ壊れそうになって、取り合えず周囲の知ってる異性と遊んで探って、ああ女なんてこんなもんかな、と何か悟ってしまって
達観かな?と思ったけれど、どうも極度の恋愛拒絶なようで、壊れかけた自我を修復するために頭がとった防衛本能みたいな感じが否めなくて
僕ぁ勉強して、立派な社会貢献者になりたいわけで、それならいっそ、恋愛なんてものの優先順位をぐーんと下げてしまおうと思って
独身貴族を心に誓おうかなとまで思い始めて
オナニーはしっかりするし、身近な異性との馴れ初めを妄想したりもするんだけれど、いざ目の前に異性がいたところで、頭にそういう意識が湧いて来なくなってしまった
とりあえず愛想笑いして、「飯でも食いに行こうよ」と誘い、車で家まで送ったり、じゃれ合ったり、スキンシップしながら、僕はただピクリとも動かない下半身との対話に耽るのだった
なんとなく精神疾患かなと思い始めた
だけどこの前、ある女の子にたびたび微笑みかけられ、腕まで組まれて、会話しているだけでも僕はドキドキしてしまった
久しく忘れかけていた思いのような気がする
なんだ僕は正常じゃないか、と胸を撫で下ろせる出来事だった
その子に彼氏さえいなければ、な
なんか服装関連の話が出てるみたいなんで空気とかまったく読まずに便乗してみる
お洒落と人から言われるようになるのは結構簡単です。
何故かというと、言う側のことを考えればわかるけど、それなりの格好をしてたり、同じ系統の服を何着も持ってたり、まぁなんか思うようなことがあったり、といったような感じで適当です。
要するに雑談なんですよ。
ただ、いわゆるオタクみたいに
「おおおお!W-ZERO3持ってんのか!すげーー!カコイイ!!」
とか
「お前PS3持ってんのか!すげーな!」
みたいな感じではない、って事です。
「オメガの時計持ってんのか!!!すげーーー!!!お洒落!!!」
とか聞いたことないでしょ。
お洒落だって言われるために必要なのは
1.髪型
2.服装
の3点です。顔はとりあえず普通に毎日顔ちゃんと洗ってさえいれば問題ない。あと体型にはここでは触れない。太ってるよりやせてるほうがいいのは当たり前だから。
この3点の平均点で、ある程度の(話す人の)値を超えると「お洒落だね」と言ってもらえます。
大事なのは3点の平均点だって事です。
中学や高校の試験で全科目の平均点が80点以上だったら「頭いいね」って言ってもらえるけど国語だけ100点であと全部赤点だったら「頭いいね」とは言ってもらえないでしょ。それと同じ。
だからこの3つの点を上げればいいだけ。こんなのやるかやらないか、ってだけの違いしかないからお金さえある程度かける勇気があれば何も難しくない。
一番簡単なのが靴。大多数の人が買ってるものを買えば問題ないから。
で、あとは小物。小物は色付きの靴を買ったら基本的に色を合わせる。
茶色の靴を買ったのなら同じ色のベルトにするとかそういうこと。
2番目が服。
まず本屋に行って自分の好みに合う服が載ってるファッション雑誌を選ぶ。
知らないかもしれないが、ファッション雑誌ってのは雑誌ごとに服装の系統が異なる。「DBマガジン」と「JAVA WORLD」は全然違うでしょ、「ファミ通」と「ファミ通PS」も本ごとに特色があるでしょ。それと一緒。
だから片っ端から立ち読みして自分に合うもの、かつ、自分でも出来るものを探す。
「Smart」とか「メンズノンノ」とかがいいかもしれない。無難だし。
そしたらその雑誌を毎月買う。買って隅から隅まで読む。
立ち読みでもいいじゃん、って言うかもしれないが買うことをお勧めする。要は見ようと思ったらいつでも見れるところにある、ってのがポイント。
で、読んでみて「この服装カッコいいな」と思ったらそれをできるだけ忠実に再現できるように買う。
忠実に、ってのはモデルさんがしている上から下までの格好ってこと。カッコいいと思ったのがあくまでシャツだけでも、全身が似せられるように買う。
別に一そろい買えと言ってるわけじゃなく、そのモデルがしている格好を似たものでもいいから再現できるようにすること。
何でかって言うと服には組み合わせってものがあるから。どの組み合わせがよくて、どれが悪いのかわからなかったらとにかく真似るのが一番早いし確実。
仕事だってスポーツだって最初は出来る人の真似するでしょ。それと一緒。
あ、ちなみに服と靴にも組み合わせがあるから注意ね。よくわかんなかったらそれも真似しておいた方がいい。
あとは何色もそろえるとか。オールスターあたりなら別にそんなに高くないし。
で、最後が髪型。
これもホントは全然難しくないんだけど、店に入る1歩が踏めない人が多いみたいね。
大事なのは「ありのままの姿で行く」こと。
今まで1回も美容院なんて行った事ないのに行った事がある風を装ったりしないこと。
正直に「美容院に来るのが初めてだからわからない」って言えばいい。
で、素直に「カッコよく見えるような髪形にしてください」って言おう。
ここでも見栄を張らない。
そうすると店員さんが雑誌持ってきてくれるから、大体長さだけ決めたらあとは店員さんに選んでもらえばいい。素直に「どんな髪型が自分に似合うかわからないんで選んでください」って言えばいい。
髪型ってのは髪の毛の質とか頭の形とかによって似合う髪型、似合わない髪形ってのがある。だからたくさんの人の髪を切ってきてるプロに任せるのが一番いい。
美容院での会話が怖いって人は適当にああ、とか、ええ、とか、うん、とか言ってればそのうち何も言われなくなる。そういうのが気まずいと思うなら自分から話しかければいい。「美容院に来るのは初めてなんですけど、店員さんはみんなお洒落ですね」とかなんとか適当に言えばいい。
あとは髪型をセットしてもらったら素直にどうやってセットするのか聞くこと。どんなジェルとかワックスを使ったのかも聞く。そうしないと絶対に再現できないから。
髪型を変えることについては美容院の店員側に立ってみればかっこよくするのは簡単だってわかる。
めちゃくちゃお洒落で髪型も気合入ってる人に「かっこいい髪型にしてください」って言われたら難しいでしょ。
でもダサい髪型の人に「かっこいい髪型にしてください」って言われたら簡単でしょ。
多分髪型は街中でよくみかけるような髪形になると思う。だってそれが流行ってるから。今の大衆の観点で言えばそれがカッコいいってことになる。それに文句をつけない。最初はとにかく型を守ること。
これだけ出来ればどんなに少なく見積もってもお洒落度平均点60点は行く。
だからお洒落だねって言う基準点が50点ぐらいの人はもう言ってくれるよ。言ってもらえたらちゃんとお礼を言うこと。そして素直に「どこか変じゃないかって気になってる」とか言うこと。決して「当たり前だろ」って顔をしたり流したりしないこと。そんなことしたら2度と言ってもらえなくなるから。
と言うことで頑張ってくれ
「いつまでもこんなことしてらんないの、わかってる?」
喫茶店の奥まった席で彼女から詰問されて、ぼくはようやくぬるくなったコーヒーに口をつけた。この話題は何度目だろう。ありがちなループに心が安らぐ。しかし彼女はそうではない。ぼくにとってループをいやがるのはいつも女性だった。もしもぼくがヒキコモリだったとしたら、きっと母親が同じような顔をして、その科白を言うのは間違いない。いや、これは個人的な体験に基づいたぼくの思い込みだった。ただ単にぼくが高校生のころ、ひきこもっていたというだけ。
「いいかげん現実をみてよ。おかしいと思わないの? いつまでも学生気分で。同じことを繰り返して」
そのあたりの感覚が、ぼくにはよくわからない。ぼくはループに慣れっこだった。考えてもごらんよ。日々の営みなんてループのようなものだよ。食って、働いて、寝て、ときどき遊んで、挫折して。少なくとも表面上は、そういうことになってる。自分の尻尾を追いかけてくるくるとその場を回る犬みたいにしていたら、いつの間にか別のループに移行してる。それをぼくらは前進と呼ぶんだ。だから慣れなきゃいけない。楽しめるようになったら最高だ。すべてはループ「みたい」なものだよ。
「あなたはきっと、それで満足なのよね。独りで楽しんで。でもわたしは違うの。もう耐えられない」
そう、ぼくは楽しい。ループが楽しくて仕方がない。でも、他のひとは違う。彼らには善いループと悪いループがある。幸福がいつまでも続きますようにと星に願う。そしてわたしを不幸の螺旋に留め置かないでと嗚咽する。でも、ぼくは違う。ロールプレイングゲームのダンジョンにある無限ループの通路を歩いているような気分でいる。正解や幸福なんてとくに重要じゃないんだ。旅が終わらなければ――キミと辛い道程をループできればそれでいいんだ。そうすれば必ずキミも楽しくなるよ。辛いとかかなしいではなくてループそのものが快感になるよ。
「ねえ? ちゃんと考えてよ、将来のこと。ねえ? わたしのこと……てる?」
彼女のか細い声に少し胸が痛んだ。ごめんよ。大丈夫。ぼくだって常識的な生活というのがわからないわけじゃないんだ。そう、楽しかろうといつまでもループしてはいられない。いくらループと言えど永遠じゃないんだ。ぼくらは生身の人間で、あのダンジョンの無限ループを歩きつづけるには脆弱過ぎた。いや、画面の中の彼らにだってできないだろう。やがてアイテムとマジックポイントが尽き回復できなくなり雑魚キャラにやられてループは停止する。ああ、ごめんよ。キミをループを断ち切る雑魚キャラに見立てているわけじゃないんだ。だからループ「みたい」なものなんだ。いずれ別のループに移るのさ。
「はぐらかさないでよ。わたしたちもう終わり? 終わりなのかもね。ううん。わたしは終わらせたい。このダラダラした関係を。一刻も早く」
早口で捲したて、彼女は席から立った。目尻に涙を浮かべてぼくを一瞥したかと思うと、すぐに背を向けて歩きだす。いつものループが音を立てて崩れだす。ちょっと待ってよ。ぼくが叫ぶと、彼女は歩みを速める。ぼくは慌てて彼女を追った。へそくりの二千円札をウェイトレスの手にねじ込むようにして握らせ、ぼくは駆けだした。コーヒー二杯に奮発したことを後悔する間もなく、彼女の背中にぼくは迫る。カランコロンと扉についた鐘が鳴る。彼女の身体のほとんどすべてが外に出ていて、辛うじて店内に残っていた彼女の左手をぼくは右手で握った。
「ひゃ」
と、彼女は素っ頓狂な声をあげたけれど、こちらを振り向くこともしなければ手を振り解きもしなかった。
「え?」
彼女が驚くのと同時に、出し抜けにぼくの背後に誰かが立った。ぼくは振りかえることなく咄嗟に、空いている左手を後ろにむかって素早く伸べた。左手がきゅ、と柔らかい感触に包まれる。よく馴染んだ感触だった。
ひと呼吸おいて、ぼくは顔だけで振り向いた。そこには唖然とした表情の彼女がぼくの左手を握って立っていた。よく見ると彼女の左手はぷっつりとなくなっていて、それはたぶん、ぼくの右手が握っているのだった。しっかりと。彼女が少し左手を動かすと、ぼくの右手が向こうに見える。
おそらく間の抜けた顔をしているであろうぼくは、間の抜けたことを思うのだった。
これがぼくのあたらしいループ。移動したんだ。たぶんこれもループ「みたい」なもので、いつか終わってしまうのかもしれない。けど、どうでもいいんだ、そんなこと。これがぼくの大切なループ。だから大好きだ。ぼくはループが大好きだから。
ぼくは彼女に微笑みかけた。彼女は意味不明と感情を顔に浮かべながら、ひきつった笑みをこちらへ投げた。
「あのー寒いんで閉めてもらえますかー」
ウェイトレスに注意された。でも、ぼくには何も聞こえなかった。頬が熱くなるのがわかった。
ループした。彼女さえいればループできるんだ。