はてなキーワード: 排出器官とは
それは排出器官に手を触れたか触れていないかに関わらず、大か小かに関わらずである。
トイレに入り、便器の前に立ち、あるいは座り、ファスナーを降ろし、ようやく用を足したあとの一連の動作の終わりに、儀式的とも言える行為としてそれを行う。
ほとんどの人間は、小便をしたあとに手を洗うだろうが――たまに洗わない人間が存在するがそれについて今回は触れない――その多くは、水道水を手にかける程度である。
大便ではどうだろうか。
大便は、小便と違い、ことの重大さが違う。
排出器官にほとんど手を触れずとも行える小便と比べ、大便は、ティッシュペーパーを介するとはいえ、肛門に触れる。汚い。
おそらく、ハンドソープで手を洗う人が大半なのではないだろうか。他人の手を洗う場面に興味はないのでほとんど憶測だが、そう思っている。
そこで問題がある。
たまに存在するのだ。特に駅の公衆トイレでこの状況に遭遇する場合が多い。
水を手にかけるしかない。殺菌能力なんてこれっぽっちもない水道水をかけて終わりである。
これは大きな問題だ。衛生的にいけない。
いざうんこをして手洗い場を見てみると、どこにもハンドソープが見当たらなかったときの絶望ったらない。もうすでに肛門を拭いたあとなのだ。しかしその手を綺麗にすることはできない。
うんこがしたくてトイレに入るとき、手洗い場を見てハンドソープがあるのをいちいち確認して個室に入らなければならない。ないときは、便意を我慢してでも違うトイレを探すようにはしているが、そもそも全トイレにハンドソープを設置していたらそんなことする必要はない。
皮肉にも、ハンドソープを置かずに、なぜかアルコール消毒液を置いているトイレにも出会ったことがある。馬鹿じゃないのか。
頼むから置いてくれ。コンビニに売ってるやつで構わない。うんこが終わったら、手を泡立てて、綺麗にしたい。それだけなんだ。
ハンドソープがないと、うんこが終わってトイレを出ても、ろくにスマホも触れない。近くの公衆トイレを必死に探し回って、手を洗い直すしかない。