はてなキーワード: ラストタンゴ・イン・パリとは
あのさ、「ラストタンゴ・イン・パリ」とか、ポルノとして興奮できる? スキャンダラスな映画で、自分は昔見たときもちょっと怖かった。
近年、実話的な事情や、あの女優の人がその後しんどかったのを知って、ますますただ性的に消費できる映画じゃないなーと思った。
このごろ、「ベニスに死す」も同じなんだなと、ビョルン・アンドレセンの記事を読んで気がついた。
隠れもない名画で、ボカシを入れるようなことは何もないが、自分もアンドレセンを絶世の美少年としてだけ見てた。そうとしか見てなかった。
ちなみにナスターシャ・キンスキーも絶世の美少女だったけど、そのあとがちがう。
ロマン・ポランスキーは小さな愛人を主役にして「テス」を撮り、彼女はそれをきっかけに大女優になっていった。
キンスキーもかなり苦労を抱えた人で、そこを受けとめてくれた相手とポランスキーのことを認識していて、metoo的な感覚はまったくないらしい。
映画はフィクションとはいえ、そこに出演してるのは生身の人間で、その人のことが分かってくると、映画だけ見てひたすらエロく使うのとか自分にはむり。
まあいろんなことを考えさせられるのが、映画見たりするののいいところだと思う。
エロチックだが、その原因として深刻なトラウマを抱えた登場人物を、ひたすらエロエロさせろ、それさえ読めればいいみたいな興奮し切った様子を見て引いた。
性欲べつに否定しないけど、それだけドバドバ出されると、ドン引きしない?
xxを性的に消費する、っていう場合、その主体は男であることが多いと思うけど、そしてそれは批判されるんだろうけど、環境さえあれば女も同じことするんだなーって。