2024-11-03

anond:20241028201118

上野はにわ展・鳥展・モネ展に全部行ってきた人間だけど、あまり同意しない。

この増田のいうようなこざかしい文化評論的なやつは、ぶっちゃけ文章で十分で、わざわざ展示会にいってまで聞かされたいとは思わない。

個人的に展示会に求めているのは、「実物との出会い」というプリミティブな体験で、合わせて必要最小限のテーマ解説がつくことで、

未知の分野においては学ぶ機会となり、すでに前提知識のある分野においては、実物と相対することによって各自発見を見出す機会となることだ。

その意味で、3つの展示会はどれも実物をすなおに見せることを重視した癖のない構成で、行く前は確かにテーマが漫然としすぎじゃないか心配だったが、行ってみれば十分楽しめた。

テーマが広範な分、いずれ劣らぬ一級品の展示物が惜しげもなく並べられており、なかなか迫力があった。

批評性が足りない!とかいう向きは、展示会にそれを求めるより、事前に対象の分野を勉強しておくのがよいと思う。

そのほうが解像度が上がって、自分勝手物語発見して楽しめるだろう。

例えば元増田馬鹿にしている挂甲の武人5体も、うち2体は同じ埴輪の別々の破片から復元されたもので元は1体だった、という説があるらしく(展示会の解説文に書いてあった)、

埴輪に造詣が深ければ、実物を眼前で見比べてさぞ楽しめただろうと思う。

私は知識がないのでへーで終わってしまったが、いささか残念なことだと思った。

記事への反応 -
  • 美術展示としては江戸から現代にかけての、埴輪や土偶をモチーフにした作品展示なのだけども、テーマの切り口がすごいよかった。 展示内容についての説明はYoutube動画でもSNS各所でも...

    • 上野のはにわ展・鳥展・モネ展に全部行ってきた人間だけど、あまり同意しない。 この増田のいうようなこざかしい文化評論的なやつは、ぶっちゃけ文章で十分で、わざわざ展示会にい...

    • 私の大好きな「六畳間の侵略者!?」のカラマとコラマはありましたか?😟

    • うっっっっっっっっざあ。 まーた気軽に都会に行ける奴による「都会でこんな文化的なことがありました!東京は素晴らしい!関東に住んでないやつはバカ!!!」かよ。 クッソうっっ...

      • ご自身が現代アートの作品になって、地元を盛り上げては如何か 作品名は「怒れる離島民」とかでどうよ

    • 明らかに宇宙服きた未来人

      • …のフィギュアなんだよ フィギュア萌え族は太古の昔にも存在したんだよ 流石日本だよ…😟

    • らでんちゃんで知った

    • (私個人としては批評的観点でも面白く観たけども) 別の増田が言うように現物を観る的観点でも、イサムノグチやら岡本太郎やらのブツが観られたので、そういう観点でもよかったです...

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