2024-08-17

別れを切り出した側なのに、未練タラタラ自分が嫌い

結婚を考えていた恋人と別れた。

理由は家庭の事情。私が請け負える範疇を上回ると判断し、別れ話を切り出した。

 

相手には如何ともしがたい理由で別れを切り出すことは人道に反すると思い、

別れるまではいかに相手の心の傷が少なく済むか、その手順にばかり注視していた。

その過程で、自分の心の持ちように目を向けることはなかった。

 

さて、私の配慮が功を奏していたか不明だが、とにもかくにも、私は別れた。

 

私は過去に何度か別れ話は経験があり、私自身の心の持ちようとしては過去と同様の経過を辿ると思い込んでいた。

すなわち、二週間ほどグッと抑うつ傾向になるけど、時間経過とともに治っていると。

  

しかし、今回のケースは別れてからしばらくたっても、未練タラタラで、まったく改善する気配がない。

 

その原因を考察すると、今回は相手に対する好意が残っていながら、事情ゆえに別れることになったという件で過去の別れとは異なっていた。

別れるタイミングで冷め切っていない状態というのが初めてであった。

いざ別れてみると相手に対する執着が自分の中に眠っていたことを痛感した。

 

痛感した後、酷く自己嫌悪に陥った。

相手の背負ったキツさと比較して、私の背負った痛みなど矮小であるにもかかわらず、

自分がキツいと感じてしまう浅ましさ。 

フった側のくせに喪失感を感じる傲慢さ。

全ての感情自分由来で、相手配慮に書く狭量さ。

 

「私、キモすぎる」という感覚が全身を支配抑うつ傾向に拍車がかかることになった。

今はただ嵐のような自己嫌悪が過ぎ去ってくれるのを祈るのみである

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