2024-07-24

定性的評価において付与された数値はその序列けが問題であって、値の大きさそのものには何ら意味がない。

的な話を聞いて、そうかもと思った。

思ったんだけど、じゃあ例えば4.0の点数をつけた映画は常に3.0の作品よりも絶対的な優位に置かれるんだろうか。

じゃんけんみたくAよりもBが好きだし、BよりもCが好きだけど、CよりはAの方が好き、という複雑な関係だってあるかもしれない。果たして序列単純化して表せるんだろうか。

それに、0.1刻みの50段階で評価出来たとして、じゃあその50段階をフルに使う人間ってのはどれくらいいるんだろうか。

せいぜい2.5辺りから4.8辺りまでしか使わない人も少なくはないんじゃなかろうか。序列をつけるにあたって、50本を観てその全てが別の段階に収まるという事もあまりなさそうに思える。

そもそも自分次第でどうとでも設定出来る基準曖昧評価をつけているのだし、なんとな〜く同じくらいの好みの度合いかな〜と感じて同じ数値を与える事だってあると思う。

不快/つまらん/普通/面白い/神くらいの五段階になんとな〜く分類して、そこから朧気に浮かんできた数字直感的に選んでみて、その点数が基準として相対的位置づけを探ることもあるかもしれない。某漫才大会でも「基準点」って言葉しょっちゅう出てくる。

50段階の内で正味30段階ほどしか使わないのなら、0.1から始めたっていいし2.0からでもいい。序列の全てを等間隔にしているとも限らない。

そこの数字の選び方にはやっぱり何らかの意図が反映されてるような気もする。

尺度の使い方も明確じゃなければ尺度のもの妥当だって分かりはしないような状態数字を与える評価をするのはナンセンスではあるんだけども、序列だけの問題ではないのかもしれない。

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