タイトルの通り。
当方、学生のころから漢字の勉強は趣味程度に好きで、社会人になって仕事が落ち着いてから、その熱が再燃して少しずつ勉強を再開していました。
あるとき、こちらも趣味でやっているX上で、漢検一級クラスタのそこそこ名が知れている人のポストを目の当たりにしました。
「漢検受けてない人は漢字税として所得から50%くらい徴収したらいい」
それ、漢検を「自分が苦手なこと」に置き換えて、他の人から言われたらどう思うんでしょうか?
そして、漢字を勉強したり漢検を受けたりするのって、ある程度生活に余裕がないと無理だと思うんですけど。
そういうことは度外視なんですか?
でも、愕然としたのが、ほかの錚々たる漢字クラスタの人も、同意ほどではないにせよ、リプライしていたこと。
あの人も、あの人も、こんな想像力の足りない、子供みたいな意見に、反応してしまうんだ。
だから、漢字は大好きだし、漢字クラスタには(もちろん、いい人もたくさんいますが)期待しすぎないようにしよう、と思ったんです。
難しいですね。
クイズなんかもそうだけど、「知っているのが偉い」「知らなかったら偉くない」になりかねない。
もちろん、当方もそういった価値観で生きてきた時間が長いので、
それこそ自分が知っている範囲なんて、猫の額に住んでいるダニの額より狭いと思うんです。
自分が相対している人々が、自分には知りえない文化・世界のエキスパートであると想像し、個々を尊重する。