それは
事の発端は5年くらい前、どこかの街で通学バス待ちの児童殺傷通り魔事件があった。その犯人の男は児童を次々に襲った後、あっさり自刃したのだが、問題はその後。どこの弁当屋が言い出したか知らないが「一人で死ね」論が盛り上がりを見せた事による。
別に複数の児童を巻き添えに自らも命を断った身勝手な犯罪者に掛けられる言葉としては、さほど不適ではないのかも知れない。だが自分には刺さってしまった。「一人で死ぬ時点では誰も殺してないので、これは全俺に対する宣戦布告やな!!」とハッスルしてしまったのである。(実際他にも自分のような反応はあったと記憶している)
そこで考えた返しがこれである。由来はもちろん上野氏の「非モテ男は誰にも迷惑をかけず穏やかに死滅してくれないかしら(意訳)」との著書での発言によるものだ。自分はこの発言はスクショでしか見たことがないので、前後の文脈はわからない。あるいは上野氏の意図とは違った切り取り方なのかも知れないが(それは前述の弁当屋氏発言にしても同じかも知れない)、見た者の心を発奮させるには充分なものだった。
ただ機会を逸し、ついぞ使うことのなかった返しとなっていたが、今年米国のタイム師が選んだ『世界で最も影響力のある100人』に上野氏が選出されたというニュースを聞き、せめてここにひり出しておこうと思った次第。