2024-01-30

死後の世界が(たぶん)無いというのは救い

漫画家さんの自殺に触発されて考えたこと。

自殺はだいたいの伝統宗教大罪とされていて、地獄に落ちたり、永遠の闇に閉じ込められたり、ろくでもない来世になると脅してくる。

しか現代日本人で本気で魂や死後の世界存在を信じている者は少ないだろう。

自分の心は物からできた細胞化学物質電子をやり取りすることで起きている現象であり、死んで細胞機能を失えば消えて無くなる。

自分生物学医学ちゃん勉強していないので正確な説明はできないが、薬物の投与や脳への電気ショックといった人工的な方法個人の気分や人格を変えられるのを見ると、人間の心が神秘的な魂の働きであるという仮説よりも物の動きに過ぎないという仮説の方が正しそうである日常生活でも酒を飲めばアルコールの影響で自分が変わるのを体験できる。

体が死んでも残る魂など無い。だから死後の世界も無い。実際に死んでみるまでは確証は得られないが、間接的な証拠から、たぶんそう。

生前宗教が求める善行を積み重ねていなくても、とりわけ大きな悪行とされる自殺をしても、死ね平等に無で、苦しみも何もかも無くなるというのは自殺するほど苦しんでいた本人や遺族にとっては救い。

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