結婚したいけどセックスしたくないどうしようとかいう生臭い話自体はどうでもいいんだけど
婚姻というものの特殊なポジションを表してるのはちょっとおもしろい。
セックス拒否は離婚事由になりうるというのは、婚姻が人間の動物としての側面にも跨って立っているということだ。つまり性欲や再生産を担保するものとして。
「両性の合意のみに基づき」というのはイエ制度の残滓への牽制でしかないが、さも結婚は100%頭だけで考えてするものというような虚像の根拠にもなっている。
非婚化、少子化の真の原因もそこにある。頭だけで合理的に判断したら結婚が最適解とはとうてい思い難いから。
同性婚や別姓も、理屈の上では反対すべき根拠はない。感情的な否定論は(特にエスタブリッシュメントのジジイ政治家の口から出ると)抑圧的な暴論として叩かれる。