小学生の頃、将来何になりたいか、なんて聞かれたことが誰しもある
おそらくこれが起点なんだろう
将来何かにならないといけないと思わされて成長してしまうのだ。これは一種の洗脳だ
大人になってようやくわかってくる
漫画家になりたい人も漫画でお金を稼げないと分かれば夢をあきらめてサラリーマンになっていく
もっと早くから、お金を得る手段さえあれば漫画家にチャレンジできることを知っていれば、別の道があったはずだ
漫画家になるためには、漫画家を目指したらいけない。この道は一握りの天才しか通ることができない道だ。自身が天才ではないと気づいた時点で降りるしかない道だ
ほとんどの天才でも一作目から売れまくる作家は尾田栄一郎くらいのものだ。遊戯王の高橋和希ですら15年もの下積みがある
いま漫画家は女性の方が多いという。女性の方が漫画の才能があるのか?私は性別に関係ないと思う
男性より多い分は既婚の女性が漫画家になっているということだ。金を稼ぐ手段が別にある(夫が稼ぐ)から、漫画家にチャレンジし続けられる
目的が漫画家として大成することでも、細々と表現することでも、どちらでも長い下積み期間を超えるための”お金を稼ぐ手段”が必要なんだ
始めからこれを知っていれば、ただ漫画家を目指すなどという愚考はおかさないはずだ
残業の少ない会社に絞ってサラリーマンになるとか、株の勉強をしてデイトレーダーになるとか、余暇が多くなる仕事を目指す方が結果的に漫画家になれるんじゃないか
「何になりたいか」なんてきくべきことじゃない