スタンドやアルターやMPLSのような「内包する世界観を具現化させた力の自然発生」がなくなり、「自身の世界観を能力により表現」するものが増えたように思う。
これは結構な違いがあって、前者の場合はありがた迷惑というか初期は本当にただの迷惑でしかないことが多い。
また、能力の有り様についても前者はアンコントローラブルな自身の内面の表出として初期は自由にならないことが多いが、後者は最初から使い手の支配下に置かれている。
制御不能な衝動や価値観との付き合い方を学んでいくことが前者の物語には含まれるが、後者の場合は自分が自分をどう値踏みして扱うかの一部として能力が存在する。
なんというか、計算づくなんだよな。
どうしょうもない世界にどうしようもなく今あるように生まれ落ちた事実と主人公を戦わせようって意思なんてないんだ。
でも俺が漫画やラノベでみたいの、どうやって世界と折り合いをつけるかより前に。まずは自分とどう折り合いをつけるか、自分が自分のままでありながらもどうなりたいのかを探す話なんだよ。
よくわからんから具体的に頼む