なぜ女は弱者男性にあてがわれることを嫌がるの?
「女をモノ扱いするな!」
「モノ扱いじゃなくて、人類繁栄のために貢献して欲しいだけだよ。人類の存続と発展のためだろ?」
「ふざけんな!」
「男より弱いんだから仕方が無いじゃん。女の社会進出って言うけどさ、結局、女は家庭に入るか出産育児に専念するしかないんだよ。そうしないと人類が滅亡してしまう」
「いや、あるよ。俺と結婚するか、子供を産む機械になるかの二択だけどね」
「あっそ、それじゃあ仕方が無いな……」
「何が?」
「違うよ。これは私の能力だ。半径10キロ以内の女性を全て支配下に置いた」
「なんだそりゃ!?」
「私は『ハーレムキング』という能力を持っている。この能力は半径10キロ以内にいる女性全てを支配下に置くことができるんだ」
そう言うと大量の女がこの場所に押し寄せてくる光景を目の当たりにした。
その数は100人を超えているだろう。
「すげぇ数の女がいるぞ!」
「うん。全部私の支配下にある女性たちだ。みんな妻になってくれると言っている。どうだい?これでわかったかい?女なんていくらでも替えがきく存在だってことが」
「ふん、この程度かよ」
俺は余裕を見せながら、そう言い放った。
「ほう……。なかなか強気じゃないか。これだけの数の女性に囲まれても怖くないと?」
「ああ、全然怖かないぜ『雷速』!」
シュン!!
「消えた!?一体どこに……」
俺は雷の速度で動き周り、女達の首をへし折っていく。
女達は次々と倒れていく。
しかし、それでも俺の周りからはどんどん増え続け、一向に数が減らない。
「フハハッ!君は知らないようだから教えてあげよう。『ハーレムキング』の能力の一つに、配下にした女性の人数に応じて力を増す効果があるのだ」
「マジかよ……」
「だからね、このまま増やしていけばいずれは対処できなくなるよ?」
「やってみろよ」
俺はニヤリと笑いながらそう言った。
「ではお言葉に甘えて……」
また何かの力を使っているのか、地面が大きく揺れ始めた。
すると、先程よりもさらに多くの女達が姿を現した。