こころぴえん④
四
七夕があった。
私はというとまた失声気味になっていた。
顔面の半分がしびれて麻痺したような。これだと七夕の伝説を解説できないから。
そりゃあ困ると思ったけど代替になってもらえる人もいないから、課長に付き添ってもらって死ぬことにした。
そう私は先生に言った。
そしたら先生は優しく私の首に手をかけて私のことを殺してくれた。
でもねこれだけは言っておくんだけど、その殺傷のおかげで私は今これをこうやって書いてる。
生きてる!
生きてはてなーになって駄文を二人して巻き散らすのも悪くないかもしれないよね。
でも私いつまでたっても先生よりバズれないの。
先生は先生ですんげーおもろいツイートしてるのにいいねが一生0なの。
うけるよね。
そうやってお互いネトストし合ってうちら生き延びちゃってるんだよね。
単芝失礼。
あ、そーだ。柴犬飼おうよ。保護犬になっちゃった柴犬を引き取れるようになろうね。
大人になんなくちゃ。
真っ赤なバラと白いパンジーと子犬と私の横に先生がいてくれるのかはわかんない。
けどこうやって増田に書いてたら先生がでんちゃ♪でんちゃ♪でんちゃっちゃ~♪に乗って
銀河鉄道に乗って
ワイの街まで来てくれるんじゃないかなって思ってるの。
でもいつになったら会える?
私より先に逝ったらそのときだけはおこだよ。
激お子ってハンネで活動し始めるかも。
上 先生と私 一 わたしはその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。 強いてイニシャルで表記するならO.I先生。 O.I先生とのことをこ...
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こころぴえん③ 三 私は定期的に診察に通った。 以前、薬剤師さんに連絡先チョコレートを渡してまったので、もう医療従事者にはちょっかいを出さないようにしなければと思っていた...
こころぴえん⑤ https://anond.hatelabo.jp/20220212124740
こころぴえん⑥ 六 私はそれから時々、先生に連絡を取るようになった。 連絡先はバラバラ。それはまるでインターネット統合が失調してるイメージ。 先生が分裂してインターネット...
こころぴえん⑦ 七 私には不思議だった。 先生も私もインターネット人格分裂症になっている。 私は先生を研究対象にし仮説を立てるために複垢を捕捉していく。 先生も先生で私を症...
こころぴえん⑧ 八 幸いにして先生の予言は実現されずに済んだ。 インターネット人格は一つ残らず回収され、統合した。 私は私の言動が引き金となり、先生は子供を設けることがで...
こころぴえん⑨ 九 私の知る限り先生と奥さんとは、仲の好い夫婦の一対であった。 お祭り、新婚旅行、ディナー、タグ付けで幸せな日々が全部タイムラインに流れてきた。 それを私...
先生と遺書までやってくれるというのか
なんと、、
こころぴえん➉ 十 二人が診察室内に取り残されたとき、珍妙な沈黙が5分も10分も続いた。その後で突然先生が口を利き出した。 「最果さんもいいけど、僕は岩倉文也がこれからくる...