2022-02-08

こころぴえん

上 先生と私


わたしはその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。

強いてイニシャル表記するならO.I先生

O.I先生とのことをここに書いていく。

I先生は私の3番目の主治医

年度末に狂った行程で車中泊旅行を決行した私は、2番目の先生の診察予約をすっぽかした。

それはひどいことになったね。

なんかストレス性失声?とかい状態になって、まじでほんまにアウアウアーしか喋れなくなっちゃった

2番目の先生は診察キャンセルを叱らなかった。でも転勤していなくなっちゃった

そんで入れ代わりで赴任したのがI先生

第一印象。若っ。

新卒かと思うくらい童顔で頼りない感じだった。

でもなんとなく1番目の先生と、これ言ったら本人にまじキレられるかもだけど、ぶっちゃけコレコレさんにも似てたwww

I先生が私の主治医になってから、私はまた失声になって泣きたかった。

自分はもう一生カラオケで歌えなくなるって思った。

でもI先生は憎たらしいほどニコニコして、

大丈夫ですよ。また必ず喋れるようになります

って根拠の無い自信でもありげに言い放ったんだ。

これが効いたからまじびびったwww

ほんとに私はまた声を取り戻した。

そんでなんか性格ちょっと明るくなった。

昔お父さんが元カレに言ったセリフ

「娘のこんな華やかな表情、久しぶりに見ました」。

ういういい顔になってたかな?

ううん、なれてなかったよね。

だって私、嘘もついたし浮気もしたし、散々悪いことしたんだもん。

夏の花火の話にたどり着くまでは、もうちょっと時間が要るかも。

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