2022-01-25

ワールドトリガー アニメ14話 犬飼の心情について

遅まきながらワートリ一気見!

アニメ漫画に忠実なんだけど、カットの魅せ方がよりドラマチックだと思う。

特に秀逸だと思ったのは次のシーン。

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漫画ではシンプルな3コマ:

犬飼「ナイスキル」(ニコッ)

雨取「あっはいありがとうございます…」(ペコ)

タタタタ(銃声、犬飼が雨取をキル)

アニメで補完されたシーン:

犬飼が雨取に逃げるよう目配せして、雨取がノロノロ立って歩くところを撃つ、少し残念そうな?表情をしながら。

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雨取は小さい女の子から特に男は、雨取を攻撃したがらないキャラが多い。

至近距離無抵抗の雨取をキルしたのは犬飼がはじめてだが、その時なんとも言えない微妙な表情をしており、その内心も計り知れない。

犬飼はフレンドリーで明るいキャラだけど何を考えているかは謎で、表情と感情が全く違うと感情受信体質の影浦に評されている。

底知れないキャラだと思うけど、漫画ではそこまで表現してないから、犬飼の性格が今後の展開を左右するかは不明

アニメの感じだと犬飼は将来死ぬ

件のシーンの犬飼の気持ちを深堀してみる。

人当たりは良いのに少しサイコっぽい描かれ方をしている犬飼。

雨取を押さえろというオーダーを果たさなければならないし、味方をキルされた借りを返さなければならない。

小さい女の子からといって特別扱いはしない。

犬飼が雨取に近距離で迫った時点で雨取は詰みなのだが、さすがに無抵抗のところを撃つのはどうかと思い、最低限の体裁を整えるため、雨取に逃げるよう目配せした。

雨取がノロノロ立って歩くのを、犬飼は真顔で見つめた。

現実感が犬飼を襲う。

雨取をただ歩かせただけになってしまい、客観的にはなんだか非道っぽさが増してしまった。

葛藤、拘泥、罪悪感のようなものがちらりと芽生えたけれど、それらを飲み込み、モヤモヤを振り切るように雨取をキルした。

いつもと変わらない銃声が、犬飼のフワッとした意識現実に引き戻してくれたかな?

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