あれだけデータより経験則が大事だと武勇伝語ってた年寄り達が、他国の発展を目の当たりにして、
ようやくAIだのDXだのと口にするようになったのは、僅かばかり進歩だといえる。
だが、結局はそこまでだ。
そもそもそれらの本質は、たとえば今までは1時間かけてやっていたことを1秒で終わらせるとか、
あるいは全くの無駄だったことを、あらかじめ計算して効率的に処理する、といったようなことだ。
日本企業は仕事が早く終わって社内失業者が増えると機能不全に陥ってしまうから、
あることを効率化すると、その代わりに不必要な別の業務を追加しなければならなくなる。
だから見せかけだけ発展があったように感じても実質的な生産性は上がらない。
恐らく、電子化の意義は何かと問われても、紙代が浮いてエコだ、ぐらいにしか思ってないのだろう。
だから100円のコピー用紙を削減するために国産のスマホやタブレットを大量購入する。