街にゾンビが溢れかえっている、とかいうベタすぎるところから、「あ、今夢を見てるな」とわかった。
明晰夢、ってヤツだ。
人によっては思いのままに夢の内容を操れるらしいが、オレの場合は、コントロール出来る範囲は半々と言ったところか。
ゾンビと戯れる気にはならないので、シーンを変えようと思った。
何故かソコはスーパー銭湯だった。
別に知り合いがいるわけでもなく、大浴場にひとり。
テレビはよくわからないアイドルたちがなんか言ってる。薄暗い(スーパー銭湯のくせに)洗い場ではオッサンたちがが頭や身体を洗っている。
なんだか居心地が悪くなってオレは外に出た。
シーンが変わる。
電車の中は安全なのだろうか、と心の中てツッコミを入れつつ、〇〇線の△△駅は安全だ、だのよくわからないことを喋っている。
後方の車両へ移動しながら、席に座る人々を見る。席の空白が飛び飛びにあるものの、ふたりで座る席が空いていない。
場面が変わる。
そこを何故か登っている。
道を登りきって、下り方向に階段が伸びている。緑色の細い鉄製の、階段と呼ぶにはあまりにも足の踏み場が細い(ほとんどハシゴのような)階段が下に伸びている。
尻を乗せて、1番ずつ座りながら降りていく。女の気配が左腕にのしかかる。
女は赤子になっていた。
オレは赤子を階段に置いた。
目が覚めた後、心臓が、動悸が激しいのを感じるが、「いや、そんなとこに置いたら落ちるに決まってるだろうがよ」と自分にツッコミ入れた。
は? ゾンビがあふれて 襲われないお前が食料の代償として 制服少女をFUCKしてるのがリアル(現実)だゾ