転ぶと三年だけしか生きられない峠があって、そこで転んでしまった男女が何度も転び直すことで長生きするってお話だったと思う。
少し調べてみたけど、なんと韓国で生まれたむかしばなしだった。知らなかった。びっくり。
さておき。
たとえばもし、現代のどこかに三年峠が実在したらどうなるのだろう。
滅多に人が寄りつかないオカルトスポットになるのか。はたまた、色々な理由でもって人が集まる人気スポットになるのか。
噂話だけが広まった、ひなびた峠道になるのが関の山かもしれない。
でも、そこにはいくらか転びに来る人がいるはずだと思う。必ず。絶対に。
なにせ長生きしたい人にとっても、長生きしたくない人にとっても魅力的な呪いがかけられているのだから。三年きりしか生きられないのだから。
昨今話題の無敵の人々について。死刑になりたいからとかいう理由で他者を傷つけてしまう人々は、転びに来るだろうかと考える。
何となくだけど、彼らはあまり転びに来ないような気がする。対照的に、安楽死を希望する人々とっては救いとなるのかもしれないけど。
ただ、三年峠の呪いが『転んでからきっかり三年後に死なせる』ものだった場合、死に場所によっては他者を害する可能性もなくはない。
とすると、社会を憎んでいるであろう無敵の人々にとっては魅力的な呪いになるのではないか。少なくない人々が転ぶようになるのではないだろうか。
そんなこんなで不慮の事故や不審死が相次ぐようになった世界。社会不安の原因となる三年峠は、遅かれ早かれSCPみたいな団体に管理されることになるのかもしれない。
3年峠って「余命を3年にする」って話だったのに 解決編になると「余命を+3年する」ってことに変わっててずるい +3年なんだったら最初の時点でプラスされてるべき
「三年峠」は、日本の「三年坂」伝説が日帝統治時代の韓国の教科書に採用され、それを在日朝鮮人作家の李綿玉が「老人から聞いた韓国の昔話」として絵本にしたものが、「韓国生ま...
伝承系昔話の自称の発祥ってホントに信用ならないよねえ そこ含めて専門の人が調査頑張ってる分野だから別にいいけどもさ
三年峠を観光地にしてみんなに楽しくコケてもらおうの会
落語の死神で蝋燭つぎ足すのもあったしそういうのみんな考えるんだなあ