2021-11-23

ありとあらゆる種類の食材を含んだ料理

ここいらで面白い話を一ついたします。


江戸とある長屋に働き者の えらく痩せた男が住んでおりました。

なんでもメーカー下請け一生懸命かいて日銭を稼ぎ倒しているとのことでございます


10年務めた小さな会社で、古くなったパソコンで来る日も来る日も打鍵する。

そんなある日のプロジェクト出来事でございます


3日続けて取り組んで、それはそれはたいそうな仕様書こしらえました。

取り急いだ男は部下に披露して、意見を取り入れ加筆しなくちゃいけません。


男:「仕様書ができたから。レビューしてくれないか。」

部下:「レビューしました。ver2にしておきました。」

男:「ありがとう。」


するとこれから年下上司レビューを受けなくちゃいけません。


男:「仕様書ができました。レビューしてください。」

上司:「レビューしたよ。山田確認済みってファイルね。」

男:「ありがとうございます。」


年下上司イヤミもうまくいなせるスキルも身につきました。


すると隣で話を聞いてた年寄りの同僚がファイルをみだりにいじりやがったとのこと。

年寄り嫉妬はみっともないとはよく言ったもので、ファイルがどこに行ったかからくなってしまったとのことです。


だけども、昔からの同期が気を利かせてバックアップを取ってくれておりました。

感謝をすると「当たり前だ、お前が失敗したら明日から遊んで酒が飲めない」とのこと。

こういう時に気の置けない同期は役に立つものでございます


男は一安心して一服しに行くと、てっぺんをすでに回ってしまいました。

すでに午前0時を回っております。今作ったファイルが夢になるといけねぇと、急いでデスクに戻ります


あわててメールを作って客先に送りつけました。

お世話様です。指定仕様書ができました。お受け取り下さい。

"(最新)仕様書_version2_山田確認済み - コピー - コピー(1) -20180712_3_20180713_山田確認済み コピー - コピー(1).jtd"

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