江戸のとある長屋に働き者の えらく痩せた男が住んでおりました。
なんでもメーカーの下請けで一生懸命汗かいて日銭を稼ぎ倒しているとのことでございます。
10年務めた小さな会社で、古くなったパソコンで来る日も来る日も打鍵する。
3日続けて取り組んで、それはそれはたいそうな仕様書こしらえました。
取り急いだ男は部下に披露して、意見を取り入れ加筆しなくちゃいけません。
男:「ありがとう。」
すると隣で話を聞いてた年寄りの同僚がファイルをみだりにいじりやがったとのこと。
年寄りの嫉妬はみっともないとはよく言ったもので、ファイルがどこに行ったか分からくなってしまったとのことです。
だけども、昔からの同期が気を利かせてバックアップを取ってくれておりました。
感謝をすると「当たり前だ、お前が失敗したら明日から遊んで酒が飲めない」とのこと。
男は一安心して一服しに行くと、てっぺんをすでに回ってしまいました。
すでに午前0時を回っております。今作ったファイルが夢になるといけねぇと、急いでデスクに戻ります。
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