特にマネジメントの一部も持っていってくれるSIerさんのレビューがきつい。いや、ありがたい一面もあるんだけど…
特に、アサインされたての発注側/受注側エンジニアからの指摘が非常にしにくい。急に来て「何こいつ」と思われないかどっちも不安になる。
双方、同じ会社の人からのレビューであれば、成長を促す目的で実装者の視座を高めるようなコメントをして考えさせる余地を残したほうがいいと思うが、他社の人からそんなコメントを貰っても「何様だよ」と思われそうで思っていることを長々と全部書くことになる。
その結果、発注側のエンジニアの意見ばかり通ってしまう(こういう言い方したくないが、SIer努めでもここで発注側に噛みつけるくらいの人であればどんどんキャリアアップしていくという肌感がある)。
成長みたいな余地が、会社同士で閉じているのがもったいなさすぎる。だからといって、受注側が開発したコードを受注側のマネジャー・リード・シニアの人だけがレビューするわけにも行かない。
発注側のレビュアーの技術力もジュニアレベルだと、指摘内容に抜け漏れがあった場合、受注側が言われたとおり実装しちゃって後で問題になる、みたいなケースも往々にしてある。すべてリード・シニアクラスのレビューができればいいんだろうが、それができないから外注するわけなので現実的には厳しい。
準委任契約だからといってうまくいくんじゃなくて、やっぱり受注側のエンジニアがプロジェクトに「精神的に」どこまでコミットしてくれるかで、こっちもぶっちゃけトークみたいな指摘ができる気がする。発注する側だけがあけっぴろげでも、場合によってはパワハラと思われかねないやり取りに発展しかねないし、やっぱり大きく出にくい。難しい。