2021-09-13

男性向け性風俗っていうのは、客の立場からすれば、簡易なセックスを行うためのサービスかと思う。恋人や友人などと行う私的で充足した行為として「セックス」という観念がまず先にあって、それが出来ないとき、簡易なものでその観念代替しようとして行くんだろう。単に性欲(射精に駆り立てられた欲求)を解消するためではなく、「セックス」という観念に基づいた欲望代替的に満たそうとして行くんだろう。そう考えてみると、それにしては代金が高すぎて、行く気にならないな。

もちろん、従事者側の立場ではまた別の見方になるだろう。このような言い方をすれば、「私たち人格否定するのか」と怒られるかもしれない。けれどもそれは違う。人格を持った人間相手にするからこそ、「セックス」の観念代替的にであれ認知し、それに基づいた欲望を満たそうとすることが出来る。そうじゃなければ、一人でアダルトビデオを観て自慰をしていれば事足りるわけで。

また、現代性風俗産業のあり方に無批判はいられない時代である雇用形態賃金問題従事者が望んで従事しているのか、はたまた経済的事情などによってやむなく従事しているのか、といった問題があり、こういったことに基づいてか、または性にまつわる人々の倫理観が厳格になってきた表れか、性風俗産業そのものを無くすべき、という声すら聞く。

けれど、そういったことを全て棚上げして、私がいち男性として、客の立場で考えてみると、上記のような意見になる。

なぜこんなことを書いているかって? 先輩に誘われて街に繰り出してみたは良いものの、色んなお店のホームページを見せられても全く行く気になれず、先輩が一人でハッスルしに行っている間、それが何故かってずっと考えていたからだよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん