2021-05-04

大好き

はじめましてはうんと小さい頃で、その時はどちらかというと嫌いだった。

まずなんか見た目が嫌いだった。テカテカしてたし。あと匂いが苦手だった。

祝い事とかの楽しい席でもあいつがいると最悪だった。

家族とかまわりが皆ニコニコしてる中私だけそっぽ向いたりしてた。

私があまりに態度悪いか家族も私があいつを嫌いなことを察してくれて、

うちにはあいつが来ることは少なかった。

でも集まりとかでどうしても目の前に居ることがあって、

事情を知らない大人が私にあいつの話題をふってきたりして、そういう時は地獄だった。

さすがに高校生あたりになったら空気を読んで、

あいつが目の前に居ても愛想笑いくらいできるようになった。

でも基本苦手で、あんまり自分からいくことはなかった。

ところが二十代前半の頃だったか、ある時ふと、ちょっと会いたい思った。

自分でも不思議だけど、衝動的になんとなく会いにいってみた。

そしたら、以前のような嫌悪感は一切なくなっていた。

あいつを目の前にしてもも全然平気で、むしろ嬉しさすら感じた。

それから何度かあいつに会った。そのたびに良い所がわかるようになってった。

私はこれまであいつを遠ざけてばかりで少しも知ろうとしなかったことを後悔した。

いつしか私の生活にはあいつが欠かせなくなった。

あいつの話題で盛り上がったり、自分から会いたいと言うようになった。

そして私は気づいた、あいつのことが好きなんだって

三十代になった今、あいつは私の一番といってもいいくらいの存在になった。

仕事が忙しい時もすべてがうまくいかなくて荒んだときも、

あいつだけは変わらずそばにいてくれる。

あいつがいから頑張れる。あいつに恥ずかしくない人間でいたい。

まさかこんなに好きになるなんて思っていなかった。

これからよろしくね。

愛してるよ、お寿司

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん