新卒で働いた年のこと。
新人にも業務が回るようになったころ、美人同期は残業しそうになると俺に仕事を頼むようになってきた。
断っていた。
女だから、若いうちは同程度に顔がいい男よりも得をしてきただろう。そういう人間が「助けを求めたら喜んで助けてもらえる」ことを所与のものとして生きているのが心底腹立たしい。そういう人間の自己肯定感に貢献するわけがないだろ。
何回か断っていたら俺には仕事を頼まなくなった。代わりに、同じ部署の30代の先輩男性に仕事を頼んでいた。その先輩がニコニコ手伝っているのを見て、お前みたいなのが美女をつけあがらせるのだとずっと思っていた。こちらには目に見える利益など与えてくれないのに何をしてるんだか。
美人同期の甘え(本人は甘えているとも恵まれているとも思ってないかもしれない)を良く思わない人は俺以外にもいた。
秋には
美人同期・そいつを助ける先輩男性 vs. 俺・40代既婚女性(課長)・30代先輩既婚男性
という図式がなんとなくできていた。
俺の側の2人は俺の思いに共感を示してくれていた。たまに飲みに連れて行ってくれて奢ってもらった。今でも感謝しています。
さて、その図式も長くは続かなかった。
美人同期が辞めたのだ。
1年半もしないで、視界に入れるだけで不愉快なものが消えた。そのことは単純にうれしかった。
しかし、あいつは今もどこかできっと、顔の良さで得をしている。
そして、きっと幸せになるだろう。俺とは違う思想の持ち主が助けるから。
憎い。
苦しめ。
不幸になれ。
でも死ぬなよ。
苦しめ。
長く苦しめ。
生きて長く苦しみを味わえ。
そういう女は「良き伴侶」を探しに会社に来ているようなものなので、 相手が見つかったらさっさと結婚して「会社で苦労する」ってことはないかもね そのかわり「ママ友」という...
anond:20210117182927 anond:20201029162510