2020-10-03

AVは演技だ」の欺瞞

暴力性的虐待と取れる行為や設定を含んだAVが氾濫して久しいが、これを「表現の自由」とか「フィクション」と言って容認しすぎることには問題がある。

それは「その映像が本当に演技かどうか、視聴者判断できない」ということである

一見「よくあるAV動画」のように見えても、実は「本当のレイプ」を撮影したものかもしれないし、「出演者」を騙したり脅迫したりして撮影したものかもしれない。

近年ハリウッドでは映画ドラマセクシャルなシーンを撮影する際、インティマシー・コーディネーターと呼ばれるスタッフが参加し、出演者撮影で心身ともに安全が保たれるようサポートされるようになってきている。

参考:https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/how-sex-scenes-on-film-actually-work-cnihub

セックスシーンの撮影AVでなくともこれほどの配慮がなければ耐えがたい仕事であり、たとえ配慮があっても出演者のその後に影響を与えかねない行為である

まして、日本AV犯罪行為同然の内容・脚本がまかり通っているわけで、そういった映像企画、または消費する人たちの倫理観など当てにならない。

今でこそ「AV俳優であることを売りにして芸能活動をしている人もいるが、そういう人はほんの一握りで、誰にでもできることではない。

「これは演技なんだ」と正当化しなければ鑑賞できないような内容を「エンタメ」と矮小化することは危険である

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