学校幼稚園保育所の多くは運動会を今年は中止にしたんじゃないかと思うが、うちの子供の通う幼稚園は、今年もやるのである。
今朝、子供を幼稚園に送ったとき、教室の前が何やら騒がしかった。見れば、バス通の女の子の一人の髪型が、運動会の予行練習をするのにかなり邪魔になるものだった、ということだ。女の子の髪はミッ●ーマウスの耳の位置くらいのところで大きなお団子に結われていた。忙しい朝にこんな見事なお団子結えて凄いなって感心しちゃう出来ばえだが、それじゃあ体育帽子もダンスのときの被り物も被れない。
女の子はバス通であるので、その場に保護者がいない訳で、先生から保護者にお願いしてその場でお団子をほどいて貰う訳にもいかない。だが、保護者がそこにいないので、「ダメな髪型の例」としてちょうどよくなってしまい、女の子は数名の保護者達の前に立たされた。「当日はこんな髪型にはしないようお願いします」と先生がお願いする。
この先生のやり方は、立たされた女の子に対してだいぶ無神経なのだが、取り囲む保護者達の多くは「あーなるほどね」って流していた。女の子に対する配慮だろう。それに事前にお便りで髪型の指導はされているし、年長クラスなので皆言われなくても知っていることだ。
その場に集まっていた子供の中で、ちょうど登園してきたばかりの子がいたのだが、その子は先週辺りに例のミッ●ーみたいな髪型にしてきた子と同じ髪型で幼稚園に来ていたらしいく、先生が「◯◯ちゃんは今日は大丈夫かな~?」といって、その子の園帽子を少し持ち上げて髪型チェックをした。それもまた、沢山人のいる前でやるのはどうかと思う。するとその子の母親が言った。
「大丈夫です!もう絶対あんな髪型はさせて来ません!ああいうのこの子に全っ然似合ってなかったし、ぶりっ子みたいにブリブリしててキモいから、もう絶対させないので大丈夫です!」