私は女だが、その昔大規模MMOをやっていて相手の男に恋をしたことがある。
当時中学生だった私はネットゲームに重度に依存していた。現実世界では机にはコンパスで落書きをされ、教科書は学校の池に捨てられ、
カバンのものは時折行方不明になるようないじめを受けていた。それでもよかった。
ネットゲームという世界に閉じこもることで自分の居場所を再認識できた。その世界が本当の私の世界だとさえ思っていた。
親と喧嘩してネットを止めるぞと脅されたときは泣いて許しを請うほどだった。現実世界は非常で辛い、ネットゲームが無くなったら自殺しよう、そう思っていた。
そんな中私はある男に出会った。その人は私の愚痴を丁寧に聞いてくれたり、一緒にパーティを組んでくれたりした。
本当に心の底から認めてくれる人が現れたと感じて、男性経験がなかった私は一瞬で恋に落ちた。
そのゲームにはカップリングのようなアバターがあり常につけていた。
ある日、たまたまお互いの本名を話す機会があり、私が本名を答えたあと彼は自分の名前を「増田」と言った。
当時は珍しい苗字だなくらいにしか思ってなかったんだが、今ここに書き込んでいる私はわかる。彼は絶対にここの住人だ。
❅🐉💩
そいつまだ増田やってたらどうすんだよ