2020-06-30

妹の名前にずっと後悔してる


今日は久しぶりに、妹の名前が決まった時の夢を見た。


末の妹が生まれとき、私は当時10歳。

親に「名前の読みはこれにしようと思うんだけど、漢字はどんなのがいいと思う?」と聞かれた。


ちなみにこの言葉からなんとなく想像できた方もいるかもしれないが、私のきょうだいは音の響き優先で初対面の人には一発で読んでもらえないようなキラキラネームばかりである

もちろん私含め。


からこそ、妹には多少使う漢字が難しかったとしても皆にすぐ読んでもらえる名前でいて欲しい、と思って数個の選択肢の中から一つ選んだ。

難しい漢字といっても小学生が読める程度のものである

今思ってもあの選択は間違っていなかったし、最後までその意思は貫き通すべきだった。


数日後に遠方から父方の祖父母が来た。

母は私が選んだ名前と、最後まで選択肢に残っていた名前(書きやすいが間違いなく一発では読めない)の二つのうち、どっちがいいかを聞いた。

祖父母は私が選んだ方は「書くのが難しそう」と言って、もう一方を選んだ。

妹の名前はそうして決まった。


後日宿題国語辞典を使っている時にたまたま当て字のつもりだった妹の名前にはきちんとその単語存在することを知った。

悪い意味しかなかった。

女の子名前として付けるにはどうかしてる単語だった。


けどもうその時には出生届を出した後だったし、かわいい名前だって喜んでいる親に言えるわけなかった。


それ以来、妹の名前を付ける時になんでもっと反対しなかったんだってずっと後悔している。

書きやすさで選んでんじゃねえよ、名前の訂正を毎回しなきゃなんないめんどくささとみじめさをわかれよ。

何より単語意味をきちんと辞書で引けってあの時の親と祖父母に言いたい。


数年おきに祖父母が来た日のことを夢に見る程度には、あの日のやり直しがしたいらしい。

幸いまだ妹は名前意味を知らないらしいから、願わくはそのままでいて欲しいけど……いつかバレるんだろうなあ。

今は色々あって学校名前の由来を聞く授業がないみたいだからそれは本当にセーフ!って思ったり。

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