昨今のSNSではよく聞く言葉である「ネトウヨ」と「パヨク」。
私は所謂「政治クラスタ」というものに参加したことはないのだが、正直この言葉はSNSでの多くの議論を停止させているのではないかと思った。
定義も曖昧である故にこの言葉に相当するような人々を否定することはできないが、たしかに明らかなデマや憶測などを威圧的な態度で意見したり、人格を否定するような発言、度を超えた行為などを行う人々は見受けられた。
しかし「ネトウヨ」「パヨク」という言葉を使う対象が〝自分と違う意見〟をする相手である場合には有意義であるはずの議論が即座に停止してしまうのだ。
相手を「話の通じないパヨクだから」「私への否定意見は全てネトウヨ」のように自分の思う理想的な意見以外は全てが「ネトウヨ」「パヨク」なのだ。
しかもこの様な使い方をするのは一般のSNSユーザーのみではなく著名な方々でも見受けられる。
私自身がSNSで政治を議論する場に身を置いた事はないので分からないが、SNSでの議論は精神的に疲弊するのかもしれないし、想像を絶する数多くの反対意見を篩に掛けたいと思うのかもしれない、同意して欲しいから意見するのかもしれない。
しかし政治を語ると100%反対意見はくるわけで、それらを「ネトウヨ」「パヨク」なんて言葉で議論をシャットダウンしてしまっては、あまりに勿体ないのではないだろうか。
デモは無意味なんだろ 言論の自由は無意味なんだろ 言葉は無力だからノーダメなんだろネトウヨ
そうだ 我々は武力を持って立ち上がらなければない