この説の根拠は犯罪者プロファイリングを創始したロバート・K・レスラーの言葉、
「殺人者の始まりは、ほぼ動物の殺害や拷問に端を発している」とされている。
(複数の動物愛護系サイトでこの文が引用されているのを確認した)
だが、奇妙なことにレスラー氏の著書を読んでもそのような記述はまったく見当たらない。
というより、レスラー氏が連続殺人鬼(シリアルキラー)が生まれる遠因として指摘したのは
「幼少期を崩壊過程で過ごすこと」であり、調査したシリアルキラーのほぼ全員がこの特徴を持っているという旨のことを「FBI心理分析官」で語っている。
いやいやいやいや……巷間に流布している「動物虐待=凶悪犯罪原因説」と全然違うじゃないか。どうなっている?
詳しく調べてみると、ロバート・K・レスラー氏が言ったことになっている、
という文の出処を辿っていくと、
某世界的動物愛護団体が「ロバート・K・レスラーがそう言っていた」という伝聞調のソースを挙げている記事に行き当たった。
しかし、辿れるのはそこまでで、レスラー氏本人が言ったというソースは見つけられなかった。
FBI捜査官と何の関係も無い動物愛護団体が勝手に捏造した言説が
医学部の人って鶏肉で縫合の練習をするんだろう じゃあ殺人犯が動物を虐待するのもだ 虐待が目的じゃなくて肉を刺す練習だろう 血で切れないとか肉に差し込んだら抜けないというか...