逃げ恥を見た。リアタイで見ていたときは、まさしく文系大学院生であった。契約結婚があったら私もすんなり結婚できるかなーてかガッキーかわいい…むり…というのが3年前の感想であった。
今回逃げ恥を見て、感じたことがある。みくりは、就職に失敗した世界線の自分なのかもしれない、と。(みくりのように結婚はできないので、それ以外の葛藤にスポットを当てた話になる)
就職したとき、こう言われたことがある。大学院を出てきた奴は、経験もないくせに、目上の人間に意見を言う。そのたびに、もやもやしてきた。大学院という経歴に付加価値を見出してもらえたからこそ、ここに採用されたのではないのか。その自分が大学院時代につけてきたスキルを発揮して何で文句を言われなければならないのだろう、と。派遣社員として働いていたみくりが、上司にあれこれ進言してきられたわけであるが、自分もこんなふうに仕事場でうざがられてるのかもしれないと胸が痛くなった。
頭いいだけで使えない、そんな偉そうな態度でこれから仕事をうまくやっていけるわけないだろう、そう言われるたびに、自分が積んできたキャリアを活かせる別の職場に移ったほうがいいのかもしれない、とそう思う。二十半ばにもなって、自己実現が出来てないなどと、小難しいことを考えてしまう。平匡に対して、自己肯定感だのなんだの持ち出して考えるみくりと大差ないのでは、と思ってしまった。
当時もいたよなあ、ガッキーでもねえくせにこういう誰も聞いてねえ自分の被害者意識語りを始めるヤカラ