Twitterをやめた。
足掛け6年やっていたことになるが、とうとう最後に残していたアカウントも削除してしまった。
仲の良かったフォロワー数人のことが少し心残りだが、もうログインするつもりはない。
匿名性があり、写真や動画を載せる必要もなくサッと書いて投稿することができる。
必要のない人間にはまったく必要のないツールだが、私のような内弁慶で、そのくせ言いたいことだけは一人前にある人間にとってはまさにオアシスのようなものだった。
くだらないこと、他愛ないこと、それこそ何を食べたかから日々あった面白いこと、ちょっとした思いつきや豆知識、夢、愚痴などなんでも書き込んだ。
多少人目を気にした書き方で2、3年も続ければフォロワーはそれなりに増える。
大したことを書いていたわけでもなかったが、私のツイートを好きだと言ってくれるフォロワーにも恵まれた。
フォロワーが増えるとその視線に振り回され、SNS内の人間関係に疲れ、流れてくる刺激的なツイートに心をかき乱され、あげくフォロワーと自分を比べては落ち込んでしまうようなことが増えた。
ネット遊びの醍醐味はやはり人とのコミュニケーションにあるのだろうが、残念ながら私はコミュニケーションが下手だった。
Twitter自体もかなり変わったように思うが、何より変わったのは私だったように思う。
楽しいことや悲しいことをどこかの誰かと共有することは、寂しさや手持ち無沙汰を紛らわせ、私の生活の慰めになっていた。
だが、いつかそれも終わる時が来る。
Twitter以外にやりたいことも出てきたし、潮時だと思った。
アカウントを消しても、また似たようなものを見つけてはまりこんだりしてしまうのかもしれないが、とりあえずTwitterはここまで。
良い時間だったと思う。
本当に感謝している。