愛読していたルームシェア実録漫画の作者さんたちが、同居の解消に至ったことを知ってしまった。
私がその漫画にのめり込んでいたのは数年前のことで、当時は親戚の家に居候していた。その親戚は顔が広い人で、私の職場にも親戚の知人が何人もいた。人付き合いが得意でなく、案の定新しい人間関係の構築に失敗した私は、職場でも家でも「○○さんの親戚の子」でしかなかった。ついでに言えば早く結婚しろという有形無形のプレッシャーがあった。
そういう折に、女性同士のルームシェアを描いた物語を読むと、単に家族だから、血が繋がっているから、あるいは男と結婚したから、というわけではなく、互いの友情のみに基づく関係を築くってどういうものなんだろうと思い、でも漫画に描かれている二人の関係が理想的なものに思えてしかたなかった。
それなのに二人は悲しいお別れに終わってしまったらしい。
明らかにされていることだけでは何があったのかはわからない。というか、直接話を聞いたところで本当のことなんかわからないだろう。さみしい。
もう二人の話が更新されることは無いだろうし、過去のお話を読んでてももしかしたらこの時も、という思いがよぎるし(全部が虚構だとも思わないけど)