選挙は「より良い政党を選ぶ」ものでは無く、「今の路線でOKかどうか」を選ぶものだと思う。
どの党が勝とうと、結局その党は馬鹿だったり腐敗したりするものであって、
他の党よりマシな党があるとか、
そのように判断できる物では無い。
より正確には、どの党が与党になれば良いかは分からないし選べない物なのだ。
何しろ、名前とスローガンくらいしか分らん人達の中から選べって言われても正解なんて選べるハズがない。
そんなものが信用できるはずがない。
問題文も示されずに解答用紙を埋めろと言われているようなものだ。
それだけは明確に選べる。
俺は、不美人投票の消去法で選んでいた。
どれもダメだとしても、「よりマシ」な党を選ぼうとしていた。
だけど、それは完全にではないにせよ間違っていた。
というか意味が無かった。
よりマシな党なんて選ぼうとしても、選ぶ根拠がない。
ただ今の政治で良いと思うのなら与党に入れれば良く、今の政治ではダメだと思うのなら野党に入れるべきなのだ。
国民に選べるのはそこだけであり、そこさえ選んでおけば、与党となった党に「支持される基準」は伝えれなくても「支持されなくなる基準」は伝えられるからだ。
同時に、それこそが選挙の存在意義であり、「任せはするが最後の手綱は国民が握る」という議会制民主主義制度の意義なのだ。
ただ今の代議士に任せ続けるかを決める事だけだ。
従って、国政選挙の選択肢は多くあるように見えて実質は「今の路線でOKかNGか」の2択だけであり、党が何個あろうと3択以上にはならないのだ。