昔、学生だった自分はとあるアニメと出会った。その当時、人生で1番ハマったものであり、本当に大好きだった。
だが、徐々に公式からの配給がなくなっていった。続編が作られると予告がされてからも音沙汰がなかった。
グッズは相変わらず出ていくが本編の内容とは関係の無い、毎回服だけ変えたグラビアみたいなのばかりになっていった。
愛が深まるほど自分は迷走していった。
ファンアートみたいな物に嫌悪感を抱くようになっていった。この子はこんな顔をしない、こんな事なんて言わない…。この人RT稼ぎたいだけなのでは…。
どうしてもキャラクターが乖離している事が認められなかった。二次創作なのだからそんなの当たり前なんだけど、信仰のあまり次第に自分の中でそのアニメのキャラクターが一神教の神と化していったのだ。偶像崇拝なんて出来なかった。
そして、当時公式が発表するのはやはり本編設定とは無関係な格好をしたグッズだけであった。…この子達はなんでこんなことしているんだろう。こんな事しないはずなのに。この子達は同じ顔をした誰なんだ。
何年もの間そんな疑問が募っていき、そのジャンルが自分が気づかないうちに次第に嫌になっていた。
認めたくなかった。好きだから、応援したくて、1番だから最高だから…言い訳をいくらしてもそのキャラクターを見る度にモヤっとした感情が湧き出ることがどうしようもない証拠であった。
もうだめだ、と思って全部アカウントも消して好きから逃げた。交流していた人も全部切った。全て嫌いにはなりたくなかったからだ。
そんな愚かな出来事から数年がたった。好きだった物をやめた時どうなるのか心に穴が空いてしまうのか…などと考えていたが特に変わらなかった。ただ普通の日常が続いている。
今思うと、人生初の宗教だったと思う。当時のことを思い出すと、心底気持ち悪い自分がいるし、残されたグッズを見ると罪悪感が湧いてくる。
そして、今も尚、続編は公開されていない。続編が出た時自分はもう一度ただのファンとして向き合えるだろうか。もう無理だろうけど、昔の楽しかった時のことを思い出すともう一度戻れたら…と思ってしまうのだ。
文章としては 思いだけで行動が何もないから面白くないかな
もっと辛辣なコメント来るかと思ってたわ。ただ単に、何となく眠れな暇つぶしに思ったこと書いただけだからな…でもこんなのでも読んでくれてありがとう
Kかな、ルルーシュかな 未だに続編でてない どちらでもなかったやったー!