こういう運動は「乗るしかないこのビッグウェーブに」「どこまで警察をおちょくれるか」的なIT業界の内輪ノリ的な部分が大半を占めていて(Twitterでも面白がってるレスしかみない)、「こういう運動で警察が反応してくれたり、社会の認識が変わってくれたらラッキー」程度にしか思っていないと思う。
ただ、もし警察上層部があなたの言う通り「痛くも痒くもない」と思っているのならそれはそれで既に判断ミスというか楽観的すぎて、こういう風に「日本のサイバー警察は無能」という趣旨の運動はのちのち効いてくるというか、少なくともインターネットの歴史には残るし、検索すれば出てくる汚点となる。こういうのが言わゆるデジタルネイチャー世代の人間は当然のように知ることになると思うし、警察に失望するし、優秀な学生が警察に入ることはないし、ますますサイバー課が発展する未来は暗くなる。優秀な情報系学生が果たして兵庫県警サイバー課に就職したいと思うだろうか?
それによって割を食うのは若い世代なので、警察上層部は定年で逃げ切る認識での「痛くも痒くもない」だとするとそれは個人の生存戦略としては正解だとしても、そこに正義はないし屑のムーブだとは思う。