親に言われて、未だにわだかまっているものが2つある。
一つは高校生でうつ病になったときのことだ。一日中部屋にこもり、食事もほとんど取らなかった私に対して父親が部屋へ押しかけて言った。
「みんな一度は死にたいと思うこともあるが頑張って生きているんだ」
私は発狂した。
もう一つは社会人二年目になって帰省し、転職したいと相談したときのことだ。両親は口をそろえた。
「三年は働け。おまえはまだ仕事を分かっていない」
その後の母から届いた手紙には、自分が頻繁に仕事の愚痴を言ったせいでおまえに仕事への悪感情を植え付けてしまったと言う謝罪と、仕事の愚痴が書いてあった。
悪い人たちではないのだ。年齢にしては進歩的な考えも持っている。ただ、規範を大事にする人たちでもあった。
そして、一番の問題は子供たちと上手くコミュニケーションが取れていないことだ。
家庭を持って気がついたが、両親との会話はほとんどがどう標準や規範に沿うかに終始して、当事者の気持ちや考えは扱われない。
私は高校卒業後早々に家を出て、弟も同様に家を出て音信不通になっているのはそのせいもあるのだろうと今になって思っている。
直近の帰省で、母が余命一年のがんだと知らされた。LINEの連絡先も交換している中で帰省するまでそのようなことを知らせなかったディスコミュニケーションぶりに頭が痛い。家を出たからもう無関係だと思って良いと言うことだろうか。
出来ることはしてやりたいという気持ちはあるが、前述のことを思い出すともう関わりたくないという気持ちもあり、両親の連絡不足がそれに拍車をかけている。
どうしたものか。
お父さん、うつの人に言ったらいかん言葉ばかり言ってる気がするけど、お母さんが余命少ないなら会ったほうがいい気がする。
今日も女は毒親叩き