ガンダムシリーズを全部見てるわけでもないし、「ガンダムらしさ」とかにも興味ないんだけど、いまさらながらオルフェンズを見て、救いようがないなぁと思って、この気持ちを吐き出したくなったからここに書く。
見終わってから抱いたのは「なんであんな結末になったのか?」という疑問だったけど、直接の原因はマクギリスの泥舟に乗ったからなのは間違いない。で、そんな大きな決断をオルガがほぼ単独で決めちゃったことなんだろう。
そう考えると、やっぱりビスケットが死んだ時点で、遅かれ早かれ鉄華団は終わることが決まってたんじゃないか、という考えに至った。感情的で場当たり的なタイプのオルガを、冷静に状況判断して実現可能な形にまとめるビスケット、みたいな参謀がいなくなった時点で、鉄華団の末路は決まってたんじゃないか、と。オルガに兄貴や親父ができたとして、そのひとたちはビスケットの代わりではなかったし。
知らないうちに副団長とかが気の利いたプランを持ち出したりしてたけど、そこにオルガとの意見の擦り合わせはほぼなかったし、ビスケットの存在はやっぱり大きかったんだと思う。
というか地球支部のガランの事件のときに学習しとくべきだったんだよね、感情論だけでやってけるのには限界があるって。そこらへんはマクギリスとか親父なら手を貸せただろうに。まぁでもそういう発想にならないのも鉄華団っぽいし、やっぱり結末は変えられなそう。
あと、兄貴がだいたい兄貴の役しかやってなくて、死ぬ前になって回想に入って、大々的に死んでいって、たしかに感動的だけど「もっと姑息にでも生きたらいいのに」って思ってしまった。兄貴だから許されないのかな。