2018-12-10

消えゆくTSUTAYA

近頃TSUTAYAが次々と閉店している。

思えば、自分学生生活TSUTAYAと共にあった。

中学生の頃、実家CDラック眠る音楽だけでは物足りなくなっていた。そんな時、頼りになったのがTSUTAYAだった。少ない小遣いでもCDレンタルのお陰でたくさんの音楽聴くことができた。ネット楽曲ダウンロードするようになっても、アルバムを丸々聴きたいことの方が多く、その際に利用するのがTSUTAYAだった。


高校生の頃は、帰宅途中にTSUTAYAに立ち寄ってジャンプ立ち読みして、その流れで漫画を買ったりレンタルしたりするのが日常だった。過去の名作も、気になる最新刊も、TSUTAYA無くしては読めなかった。TSUTAYAが無ければ、自分はここまで漫画好きになっていなかった。


大学生になって親元を離れ、一人暮らしをするようになった頃も、TSUTAYAに立ち寄って映画を借りるのが楽しみだった。友人の家でB級映画を、退屈な夜に見逃した洋画を。マイナー作品でも取り揃えていたTSUTAYAが頼もしかった。


まず、大学に近く頻繁に利用していた学生街のTSUTAYAが閉店した。次に、電車で数駅先の、マイナーCDDVDも取り扱っていたTSUTAYAが閉店した。そして今度は、一人暮らしを始めて心細かった時に最初に利用した、思い出深いTSUTAYAが閉店する。

いずれは、人生で一番利用した実家の近所のTSUTAYAも閉店することになるのかもしれない。

さようなら、そしてありがとう

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