2018-11-05

助けてもらうことは迷惑をかけることではない

人に迷惑をかけないことを美徳とする教育を受けて育ってきたけれど、結婚子供を産み育児仕事に目いっぱいのタスクを抱えるようになって、どうにもその価値観に苦しめられるようになった。頑張っても無理なものは無理、でもそれって能力が足りない私が悪いのかな、と悪循環

でも夫の仕事の都合で海外引っ越したら、人の力に助けてもらうことに罪悪感を感じるような価値観を感じなくなった。

ちょっとごめんね、荷物持ちあげてくれないかしら」「いいよオッケー」

「だれかー!ベビーカーバスに乗せてくれない?」「あいよー」

で決まって最後は「Have a nice day!」「You too」もしくは「Take care!」「You too!」そしてにっこり笑顔

最初は度肝を抜かれた。でも、誰かに助けを求めても嫌がられないんだ、って思ったら子供を連れての外出が怖くなくなった。

その代わり、自分ができる範囲積極的に人を助けるようになった。身軽なときはジジババの荷物持って階段上り下りするし、電車で泣いている子供がいたらあやしてみるし、妊婦さんがいたら「こっち空いてるよ!」っていう。

そうしたらますます気持ちよく過ごせるようになった。

今は日本に帰ってきたけれど、とりあえず積極的人助けは続けている。

それでもって、積極的に人に助けてもらうようにしている。誰かを助けることで、自分も困ったときは助けてもらっていいんだ、って思う人が増えてほしいから。

死ぬまで誰かの助けを得ずに悠々と生きていける人なんていないから。

助けてもらって嬉しい、自分もいつかなにかの役に立とう、っていう気持ちを人と人のあいだで循環させるために、この心がけは保ち続けて行こうと思う。

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