2018-11-01

2次元現実女性表象との乖離の話

最も乖離と言っても、その要素は最初からあって、だんだんとその意味合いが(本人達無意識でも)強くなってきているんじゃないかなぁと思っている。

この乖離を求めているのは、オタクに限らず、男性女性にも限らず、性的欲望(性欲に限らず可愛いとか綺麗だとか感じることすら)は突き詰めれば性差別や性加害を避け得ないという悲観を誰もが持ち始めているからではないか

そして、現実人間にそれを向けることを「良くないこと」と無自覚であっても感じているのではないのか。

そういう現実への悲観が、2次元をより現実から乖離しているものであるように、欲望しているように見えてきているのだ。

同人などで見かける性的コンテンツエスカレートの仕方はどんどん現実離れしていて、そもそも試すことができないものになっている。

可愛いと言われるようなコンテンツは、一見昔と比べると現実に近いように見えるけれども、じつはより「そのものではないが、その世界観ではリアルもの」というファンタジーを作り上げているように感じている。

3Dなどでもその要素は見られていて、リアルであるように向かうのではなく、リアル「のようなもの」というそ世界だけで通じるものを求めていっているように見える。

から逆に、あれらを女性表象と見なす言動自体を、そもそも乖離させようとしているもの現実に近づけようとしている行為として反発を覚えやすいんじゃないか

それらは非モテだとかオタクからとかそういうことではなく、人に欲望すること自体を「悪いこと」と感じている時代がそうさせている気がする。

……なんか2000年代から言われていることをまた繰り返しているような気がするんで、今日はもう寝る。

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