2018-09-11

今回の北海道停電の件、覚え書き

北国と太陽光発電

雪国からダメってのは、思い込み国内最大級の苫東安平安平ソーラーパーク(出力 約100MW)とかある。

太陽光パネルを雪が滑り落ちる角度にした上で、積雪より高い位置に設置し、冬場でも発電する。

発電所と外部電源

勘違いしがちだが、ほとんどの発電所は外部電源が無いと機能しない。水力も火力も発電できるまでの制御や計測、保護などの装置は外部電源で動く。発電がはじまっても外部電源要。

太陽光は発電できるけど、PVは外部電源なので直流から交流に変換出来ない。自立運転出来る奴もあるけど、蓄電池必須で自立運転中は送電出来ない。家庭用はわざわざ手動で切り替える。(蓄電池からの売電ロンダリングが出来ないような仕組み)

発電機が止まったら制御も計測も出来ないじゃ話にならんからね。無論、外部電源が止まったら話にならん。

単独運転

分散型電源(電力会社以外の発電機)は、電力系統電圧が無いと送電できない。つまり電力会社送電してないと送電できない。 (専門用語単独運転禁止という。ちなみに、分散型電源がいくつあっても、電力会社がないと単独運転な)

分散型電源からは、系統の状況(人が作業しているか?、短絡や地絡がないか?、負荷量は?)が不明なため、電力会社送電している状況でしか送電できない。

物がそういう作りになっている。安全設計。でないと電気工事おっちゃんが死ぬ

新電力会社は別枠かも。シラネーけど。

泊原発の外部電源喪失について

泊原発からみた外部の電源ってのは、苫東厚真火力なんかの外の発電所を指す。

(いやほとんどの人はわかってるんだけどね……)

から、今回の外部電源喪失ってのは、ブラックアウトが原因。それによるリスクは別問題だけど。

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