まさか21世紀にもなって70年前の戦争と全く同じ愚行を繰り返している現場に出くわせるんだからさ。
点と点の間にある明らかに結べるはずの線を大手メディアが絶対に結ぼうとしないこの空気。
そして国民たちの間には「こんなの絶対上手くいかない」と語る勢力と「折角盛り上がっているのに水を指すんじゃねえ」と言いたげな勢力で断層が生まれだした。
こんなの最高すぎでしょ。
本で読むのとはリアリティがぜんぜん違うね。
薄く薄くそれでいてねっとりと纏わりつくような不穏さがそこら中にただただ自然と存在してそれが極めて当然っていうこのシチュエーション。
こんなにも当たり前のままに少しずつ少しずつ狂っていきながらも、それが狂っていることにハッキリと気づいているのに、弱者は絶対的な力不足から傍観を決め込んで、強者もまた自分はただ利益を貪るか被害を回避すればいいだけの側だからと暴走を見守るだけ。
うーむ、まったりとしていてコクがありそれでいて不自然さなどまるで感じさせぬビロードの如き舌触りの薄気味悪さ。
演技として行えばあまりの露骨さに鼻白みそうなこの杜撰さこそがノンフィクションだけが持てるリアリティ。
いやはや実に楽しかったよ。
そろそろ終わりにしようか。
十分堪能した。
もう十分だ。
きっと、全く同じような事を別の組み合わせで語った人が大勢居たのだろうなあ。
人類の進歩の無さというのはある種のエンターテイメントと割り切ったほうが良さそうだね。
そうじゃないと心がやられるよ。
熱中症患者が出ても報道しなければいないのと同じこと 報道規制ですべて解決