うーん、「きもい」ことと「金がない」ことと「性的少数派」であることでいうこと、は自分の中では全然別かな、と思ってる。
好き合ってて何年もずっと暮らしてきた人が死にそうで病院に入ってたとしても、結婚できない限りは「社会的な家族」にはなれないわけだから、「ご家族以外は・・・」と、言われてしまう。
養子縁組をすれば家族なのかもしれないけど、やっぱりそれって異性愛だったら必要のないことなわけで。
それを「何の不満があるの?支援なんていらねえだろ」って言われたら不満あるに決まってるだろ!と、なる。
でも「活動家のみんなに保護してもらえよ」と言いたい気持ちも、わかる。自分にLGBT属性があるから、他人から見たらそういわれても仕方ないのかな、とも思う。
たしかに「きもい、金ない、おっさん」だと、社会的に認められてない権利はそれほど感じられない(自分が言われた「きもい」とかは一個人の意見で、「金がない」っていうのは色々な事情があってのことで仕方ないし、しかしどちらにしても権利を取り上げるようなものではない)ので、言われた本人が負った心の傷の問題は他者にはわかりにくいから。
少なくとも、異性愛者で相手が居て、結婚すれば家族になって「今後の医療のことはキモくない人に決めていただかないと」とか「今後の医療のことは金のあるひとに決めていただかないと」とはならない。
「今後の医療のことはご家族でないと」はあったとしてもね。結婚は両性の自由だから、その「両性」以外はその自由が許されないのだよ、という話。
しかし「きもい」も「金ない」も「おっさん」も「LGBT」でも何でも、他人のコンプレックスを叩くようなやり方は良くないよね。
概ねは気持はよく分かるけど、 異性愛でなかったら必要のないこと、はべつに結婚にまつわる事項だけではないんだよってことはなんとかわかってほしいなあと・・・