2018-06-22

日課の猫のトイレ掃除中。うちのお猫様が「よしよし下僕よ。よくやるではないか」と言わんばかりに、トイレin。

この二文で気づく人は気づくだろう。この後、起こるであろう、最悪の事態を。

下僕は察しの良い読み手の方と同様の危機を瞬時に察知した。過去に一度食らった経験がある。

しか幸運なことに後はシーツさえ替えられれば、全てが終わる。急いで替えのシーツシステムトイレトレイに載せるが、こういう時に限って上手くいかない。

その間にも、お猫様はトイレ砂を足で踏み鳴らし、決戦のバトルフィールドを作り上げる。そして、スウィートスポットを見つけるとそこにふんばり、「何か」を出そうとしている。困った下僕

「あ〜!!お待ち下さい!!お客様!!ただいま、こちらのトイレは清掃中です!!少々お待ち下さい!!」

そう叫びながら一生懸命トレイシステムトイレの中に戻そうとする。しかし、何度もまくり上がって上手く、敷くことができない。

「この時間トイレ掃除は嫌だ、この時間トイレ掃除は嫌だ」

下僕は半泣きでトレイを押し込んでいる時に、一匹の視線を感じた。

穏やかな目は

下僕、わかったか落ち着け。そしてとっとと用事を済ませ」

そう言っていた。

そもそも下僕

「どうせ通じはしないだろう」

と思い、一か八かで、お猫様に頼んでいた。もしお猫様が穏やかな視線を向けることがなくても、起こりうる最悪の事態を、笑って済ますことができるからだ。

けれど、お猫様はわかっていた。別種の言うことなど、わかるものなのだろうか?

「そんなこともあるのか?」

少し考え込みながら、丁寧にシーツを敷き直し、トレイを奥までいれるとお猫様はこちらをガン見しながら「ふん!」と踏ん張ると、いつもと同じく、中型犬と同サイズうんこを、ポロポロと砂の上に落とす。

「なんだ、うんこだったのか」

液体の方だと洒落にならないことになるが、固形ならまぁ、まだ、マシである。呆気にとられていると、お猫様は砂かけをして

下僕、さっさと掃除しろ

と命ぜられた。

  • よこでワーワーいわれるとウンコでないから、ちょっとだまってくれる? という視線だったに1000ニャンペリカ

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