2018-04-09

なぜ元カノの話をするのか?

私は交際を始める前に必ず相手男性に、直前の交際相手となぜ別れたのかを訊ねるようにしている。聞いておくことで何を嫌と感じるのか、どんな傷を受けたのかある程度予想をつけておくためである

ただ疑問に思うのは、交際を始めたときにもふとした瞬間に「元カノのこういうとこ嫌だったんだよね」「元カノとは季節のイベント時にこういうことしてたんだよね」と話してくることであるしか特にこれといった未練を感じることもないのがまた不思議だ。

一般的に、人は交際相手の元恋人の話をされるとあまりよい気分にはならないかと思う。

実際、私がチラとでも元交際相手を匂わせるようなことを言ってしまうと男性はムッとすることが多い。

ではなぜ、そんな話をしてくるのか?

この件を友人に相談すると、「嫉妬してほしいんだよ」「あんたは嫉妬しないタイプから嫉妬するふりだけでもすれば?」と一笑に付されてしまうのである。(余談であるがまったく嫉妬しないわけではなく嫉妬表現するタイミングを逃してしまうのだ。) 

だが違和感は拭いきれない。

本当に、果たして交際相手嫉妬させたいという幼児性だけから来る言動なのだろうか?

思うに、これは男性不器用自己開示、あるいは自己顕示なのではないだろうか?

「俺はこういうことをされて傷付いたしこういうことが嫌いなんです、だからしないでください」

「俺はクリスマス誕生日などのイベント事ではこういうことをしてきたし、今後もあなたにこのくらいのサービスしますよ」

ということなのではないだろうか?

それを当の男性意識的に行っているのかいないのかは、他人である私は預かり知らないことであるのだが。こういった言動交際初期に比較的多く見られ、お互いに開示しあって関係が深まってくると見られなくなるということは、やはり自己開示および顕示の意図がある、ということのように思われてならない。


まあそれがよい関係を築いていきたい、という意図があるにせよ、元交際相手の話を聞くのはあまり心地よくないし、本当に不器用だな、と感じるのである。同時にその不器用さをかわいくも思う。

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